「やさしさ」の免罪符暴走する被害者意識と「社会正義」

 

https://books.rakuten.co.jp/rb/17816150/

 

本来社会学者、社会心理学者、犯罪学者がこの辺りを明らかにすべきなのですが、反撃が怖くてやれないんでしょうかね。googlescholarやciniiでも東日本大震災に伴う原発事故の風評被害を作り出したメカニズムについては誰も研究していないようです。

 

当事者抜きで関係のない人人達が「声なき声を!」と騒ぎ立てています。悪評を正義感をもってばら撒き、かつそれが間違っている情報だとしてもそれを謝罪はおろか訂正もせず、元記事を削除して逃げる。こういうのは社会学で追いかけるべき案件だと思いますけどね。結局、彼ら「正義の人」がいうところのことは当事者は求めていない事の方が多いんですよ。

 

実際、恵比寿屋さんの身の回りのLGBTは同性婚は特に求めておらず、むしろ放置してくれと思っていますし、障碍者の当事者は補助金制度は確かに無いよりはあったほうがいいけども、むしろ個人に渡すのではなく職場に行きやすくするとか社会参加しやすくるために使ってくれと思っています。

 

この「正義の人」は恐らく自ら作り出した正義で自己陶酔状態なのでしょう。こういったことはどういうメカニズムで動いているのかがよく分かりますし、それに加担している組織も明らかにしています。普段から一事象に当たることのない人、マスコミからしか情報を得ていない人たちは、こういう「正義の人」の喧伝に騙されるのです。

 

そして被害者ビジネスにつながっていく・・・あああの界隈の話ね・・・と簡単に想像つきますよね。

 

こういう被害者ビジネスに巻き込まれないようにするためにも、この本は一読の価値はあります。

 

おそらくこの著者はありとあらゆる「正義」を振りかざす人から嫌がらせを受けていると思います。これは社会学者が自らやらなければならない仕事なんですけどね。