人間が生きていく上で、文道に入ってから以上に従なことはない。これは実に大切なことである。一度学問に入ってこれを成し遂げようと思う人は、どんな方法であっても成し遂げようとするのではないか。

 

例えば、一日に僅かな理屈や方法を勤める者も、これを最も重要だと思っても、後になってかなりの利のあることに興味が移って、先ほどのようなことを大したことだと思わなくなり、辞めてしまうようなものだ。

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どんな習い事であっても、どんなお勉強は始めたばかりが楽しいものです。新しいことを知って、新しく事ができるようになると、人生楽しいもんです。

 

ですが、やっているうちに他のものに興味が移ったりして、これやりたいって言ってたのに、興味をなくしていく。親としてはいい金額払ったんだからもっとものになるまでやれよ、と言いたくなるのは分かりますが、子供はそんなもんです。あっちこっち手を出して、自分で「これ!」というものを見つけるもんです。

 

そうなると禁止してもやりたがるもんで、そうなればほったらかしにおけばいいんです。親がああせい、こうせい言い続けると自分で判断できなくなりますし、大人として成長しなくなります。

 

こんなに金賭けたのに、勿体ないというのは大人でもやらかすことです。ゴルフセット買って素振りもろくにせず、コースに出て足腰ガタガタになって、それに懲りて行かなくなり、ゴルフのシャフトを錆びだらけにするなんて言うのもありますしね。

 

そうそう、飛行機の免許を取ったにもかかわらず、2年もせずに辞めてしまった人もいました。散財にもほどがあると思いますが、本人がよければそれでいいんじゃないですか。