アフリカは確かに中国に浸食されて、それが原因でスーダンで戦闘が起きているようです。

そういう浸食というか乗っ取りを避けるために何かしなければならないのは、日本にとってもその国にとってもいいことだとは思います。しかし、5億ドルの金を配る?日本に国民一人当たり600円です。

 

エジプトでは地下鉄を支援するとか。

 

彼らが日本の味方になってくれるのは大いに結構なんですが、金の切れ目が縁の切れ目になりませんか?こんなやり方では。ガーナの500億ドルは、中国との違いは金利の差でしかないのでは?

 

少なくともエジプトの地下鉄は、支援ではなく共同投資すべきでは?

 

こういう国に本気で仲間になってもらうためには、時間はかかっても二宮尊徳仕法を実施すべきだと思います。

 

例えば、緊急支援で一時的な食糧支援や衣料品の支援はあっても、複数年実施することは、彼らが働く意欲を奪うことになります。努力して品質を上げて利益が出そうなものを作ることなんかしなくても、黙っていたらお金が降ってくるのですから。これはアフリカに対して人種差別的なことを言っているのではありません。二宮尊徳は栃木の烏山地区の復旧のために、支援金を断ることから始めています。理由は今言ったとおり。

 

このやり方を現地に根付かせる方が、長期で見たらその国の為じゃないですかね。おカネやモノを送ることは確かに「何かをしてやった」形としては残りますよ。でも、20年30年経過したときに、果たして社会インフラですら残りますか?それを動かす人を育ててはじめて社会インフラは維持できるんですよ。

 

本来はそこを改善すべきなんじゃないでしょうか。直ぐには効果は出なくても、その国の国民の為には善いことだと思いますけど。