随分前から言われていることですが、三号被保険者は不公平だという意見があります。

https://www.nenkin.go.jp/faq/kokunen/seido/kanyu/20140602-01.html

 

そもそもこの三号被保険者の立法趣旨は、専業主婦であっても家事という重要な仕事をしているのであるから、その分の負担を減免しようというものです。

 

確かに、洗濯機、食洗器などがない時代はそうでしょう。買い物であっても、今は宅配業者が持ってきてくれます。妊娠中と出産直後の人たちは働くにも働きようがないので除外すべきと考えますが、高学歴でありながら専業主婦で家電に溢れていながら、働かずに保険や税金の減免を受けるのはいかがなものかと常々思っています。

 

学歴があるというのは、それだけで税金の恩恵を受けています。それは、自分の子供への教育にも使えるでしょうが、もっと社会に出て積極的に稼いで社会に還元して欲しいと恵比寿屋さんは思っています。

 

この三号被保険者はそれを妨げるものではないのですが、結構な人が夫の扶養のままでいたいので、この範囲内でしか稼ごうとしません。これが女性の安い賃金と短時間労働につながっているのです。少なくとも女性差別が原因で賃金が低いのではありません。余りにも人手不足で、これまで働いていなかった人が働き始めて、しかもパートで扶養の範囲でしか働かないので低賃金になっているのです。

 

今は働く人が少なく、人材不足になっているのは多く知られているところです。「いや、うちの近所で働く場所がない」という人もいるかと思いますが、ならば自分で働く場所を作ったらどうでしょうか。