み 見栄つくりない 身上をある顔に 贅はる人の 心恥ずかし

し 始末をば しすぎて すべき付け届け せぬは 倹約ならぬ 吝嗇

ゑ 酔い過ごし 酒に飲まれな 商ひの 算用 酒が 散財のはし

ひ 火の元を 見廻り 後門や 門口の 締り気をつけぬるが 用心

 

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「み」は、キンキンキラキラするものを身に着けている人ほど成金です。長く続いているお金持ちは質素ですよ。

 

「ひ」は、怖いですよ。昔、隣の家が燃えたことがあって、20分もしないで全焼でした。

 

トイレに入ったときに、なんか妙に外が明るいと思い外に出たら、隣の家の台所がから火が出ていました。家の中の人は気づかないようでしたが、どんどん外に燃え広がり、うちと隣の間にある有料駐車場の車4台のバンパーが燃えはじめ、消防署に電話をしてもう一回見に行ったところ、2階まで燃えていました。

 

消防車が来たのはそれから30分近くたった後で、2階の屋根から4mの炎が上がって延焼防止が精一杯でした。家族4人は無事でしたが、更地になってしまいました。

 

さてこれには別談がありまして、消防署に電話したとき「番地を言ってくれなきゃわからない」と思いっきり訛りむき出しでキレられ、「○○町まで来れば火の大きさでどこだか分かる」というと「落ち着いて」と指令が宣う始末。

 

外にでると野次馬が集まりげらげら笑いながら見ていましたが、あの姿を見てこの土地に居たら頭がおかしくなると思って、転職したのでありました。