やっと司法試験の延期が決まりました。1か月の延期らしいですが、6月になってもまだ治まってない気がしますよ。少なくとも半年延期のほうがまだいいような気もしますが。

 

官製痴呆症といえば、3月の連休の時に大阪府知事が兵庫に行かないように呼びかけたことに、兵庫県知事が噛みついたことがありました。

あれなんでかな?と思ってみたら、兵庫県知事は総務省の官僚上がりなんですね。

 

東京に向けて観光客を誘致発言をした石川県知事も自治省官僚だったそうです。

 

なんか納得できました。

 

公務員の世界はMax Weber官僚制組織のそのままで、定型化された業務内容であれば非常に効率的な仕事とができることになっています。つまり、官僚として優秀であればあるほど、異常事態には弱いのです。

 

だから、手続き的には下から書面で上がってきて、課長・部長級のハンコがなければ最初からお呼びでないのです。つまり、伝言ゲームになりやすく、決済のハンコを貰えない限りは何も進まないのです。

 

さらに問題なのは、それで誰かが死んでも行政の無謬性の原則により、だれも責任を取らないのです。そういう組織のトップとなればどれだけ浮世離れしたことを言い出すか分かりますね。備蓄したマスクを勝手に中国に送ってしまった事件もあるようですし。

 

 

以前にイベント開催で、実質的な期限に間に合いそうにもなくても理事会で決定しなければ中止できないとごね続けた経産省からの天下りの話をしましたが、さぞかし優秀な官僚だったのでしょうう。