さても強烈な事件でした。教師は精神を病んでしまったという報道もありますが、そこまで至るまでに対処すべきことはあったと思います。

神戸市だけでなく、大阪市でもあったようです。ともあれ、教師が自らのストレス解消で同僚を対象とするというのは、裁判官同士の殴り合いぐらいインパクトがあります。

ここでどうしても納得いかない点が加害者側と被害者側の両方にあります。

ここで被害者を叩いても何の解決にもなりませんが、何故ここまで酷くなるまで我慢したのでしょうか?あまりにも暴力で解決することを禁止したことが原因ではないのかなという気がしてまりません。

 

確かに、暴力第一主義の制裁によってこういうトラブルは解決できません。しかし、ここまで我慢する必要があったのか大いに疑問です。やめてくれと言ってもしつこくやる人間に対しては、ある意味「見える化」で対応する手があります。あまりにもしつこく繰り返す人は、発達障害の可能性があります。こういう人に対しては、やめてくれと言っても何が嫌なことなのか分からない傾向にあります。人の表情を読む能力がない人は、延々とやり続けます。

こういう人には規則でやってはいけないと分からせる、公にする必要があります。これだけ動画なり画像がとられているのであれば、十分に刑事事件として立件できます。校長に見せて、校長との会話を録音し、動かなかった場合にはその上司である教育委員会にもって行き、それを録音しておくことぐらいできたと思います。

期限を区切っても何もしないようであれば、裁判所なり公開するなりの方法があったと思います。

そこまでもっていかなくても、殴り返すぐらいのことはあっても相手は抗弁できませんし、正当防衛の範囲です。今の教育は正当防衛ですら暴力だと騒ぎ立てる今の教育に大いに問題を感じます。いじめの加害者は、自分がやられると分かれば手出ししません。

わき道にそれますが、今の日本の外交とそっくりだと思えてなりません。皆さんはどう思いますか?

 

次に、加害者です。この人たちはどのような教育を受けたのか、どのような採用経緯があったのか検証する必要があるでしょう。

ネットでは名前と実名、さらにどういう社会的背景の人か、主犯格が書かれています。女房子供、夫子供もいる人のようですが、どういう社会的背景であろうと倫理的に正しく育っていればいいのですが、途中から倫理的におかしくなるということは考えにくく、もともとそういう要素がありそれが表に出てしまったという方が現実的だと思います。

誰が面接委員をやったのか、どのような評価で採用されたのか、その後の勤務状況を合わせて採用試験を根本的に明らかにする必要があります。できればこれは全て公開でやって頂きたい。公明正大に採用試験をやっているのであれば、それができるはずではないでしょうか。

 

三番目に、校長並びに前の校長と教育委員会です。彼らも問題が大きくなる前に解決しようとしなかったことにより、彼らも加害者として見るべきだと考えます。教育委員会について私はその存在意義に疑問を持っており、戦前の方法に戻してもいいのではないかと思っています。彼らは教師のなれの果てがなっている場合が多く、少なくとも一般社会を経験していません。

教師はほとんどが公務員、過去と同じことをやることが仕事と思う問題解決には向かない人たちです。少なくともと警察官や軍人、会社経営者などが教育委員会に入らないと同じような問題が生じるだけではなく、ますます悪化するでしょう。

私が子供の頃は、校長先生は毅然とした人で訳の分からないことを言っている人にもきちっと対応していたことを覚えています。多分、明治か大正生まれの先生だったと思いますが、とにかく格好良かったことを覚えています。

youtubeで出ている先生を見ると、本当に校長なのだろうか?と思うくらいなよなよしており、部下になめられるだろうなという雰囲気が出まくっていました。どういう基準で校長にしたのか分かりませんが、4月から校長に変ったばかりで前任者の責任なのに巻き添えを食ったという意見もありますが、私にはそうは思えません。管理職は管理職としての仕事があり、教育委員会も前校長・元校長もそれを理解していないようにしか、なるべくしてなったようにしか思えないのです。

 

これを機会に教育制度、教師の採用制度を大きく改善する方向に行って欲しいものです。