私の車は20万キロに達するので、そろそろ買い替えようと思っていたところトヨタが新型カローラを出しました。

 

残念なことに3ナンバーになってしまいました。

 

何故3ナンバーかというと、アメリカへの輸出を前提としているからだそうです。アメリカの低燃費基準は、駐車時の専有面積も基準に入っているそうで、幅が広くなっているそうです。そういうことで、スバルもマツダも各社1車種を除いて3ナンバーになっています。別に衝突安全基準の問題じゃないとのこと。

 

日本なんだから5ナンバーで作れよと言っても、そのために金型を作るとなるとコスト高になるので、会社はやりたがらないとのことです。

 

この発想でしょうか、ミニクーパーも3ナンバーになってしまいました。横に成長しすぎて、もうミニではありませんね。

 

しかしですね、ここ10年ぐらいで作られた駐車場は3ナンバー対応してくれていますが、ちょっと前の築年数だと全くダメなんですよ。5ナンバーは169.5cm、3ナンバーは178.5cm、つまり約10センチも幅が広いのです。

 

はっきり言ってデブサイズです。

 

駐車場の幅が10cm狭くなるのと同じなのです。

 

彼ら自動車会社は、日本で車が売れなくなったから世界基準に合わせて作り、余り物を買えという方針に転換したようですが、どうなんですかね。

奈良市内のようなところの旧市街に行くと5ナンバーでも厳しいと感じるような道は、かなり残っています。3ナンバーにすれば道は勝手に広がってくれるわけではないのです。駐車場も広がるわけではありません。

 

私の会社の営業領域は、山道も旧市街も行かなければならないので、3ナンバーは買えません。おそらくそういう人は多いのではないでしょうか。

 

特に障害者の場合は、ドアを思いっきり開けないと車に乗り込めない人がいます。10cmもでかくなると、もう障害者専用駐車場でないと乗り降りできないのです。

 

それでもカローラの場合は日本向けのものは小さくしているそうですが。こういうデブ車を作るから余計に日本車が国内で売れなくなってきているのではないでしょうか。自動車会社の人達はこの辺をどう考えているのか、お話を聞かせていただきたい。

 

デブ車を増やすのであれば、運転席側をスライドドアにするくらい考えてもらいたいものです。