10月21日と22日の2日間で椛島神社例祭が行われました。

このお祭りは200年以上続く伝統的なお祭りです。

他では見慣れない衣装も昔から変わらない伝統。錨マークに桜の花が添えられ、両腕には鈴がついていて

動くたびにシャンシャンと心地よい音色が響きます。まず神社で神事をした後餅巻きを行い、お下りが始まります。

神輿は100貫(約400kg)あり8人で担ぎます。地元には神輿を担ぐ人がおらず、市役所職員や

工事関係者の力を借りて16人集まりました。ちなみに筆者も地元出身で普段は福江に住んでいますが、

祭りのときは帰省し参加しました。神社から御旅所まで町内を練り歩きます。

その途中では、「わっしょい」の掛け声と共に100mぐらい往復します。

その後は「宝来丸の曳船」が始まります。「宝来丸」は海神の龍宮へ向かう船ともいわれ

派手に着飾った船頭が乗り、独特の船曳歌を合図に地元の人や観光客も混ざり御旅所まで曳いていきます。

「宝来丸」は国土交通省が認定する島の宝100景に選ばれており、五島市内でも大変めずらしいお祭りです。

「宝来丸」が御旅所に着くと「奉納踊り」を行います。ソーラン節・ドンパン節・大東京音頭や飛び入り参加などがあり

盛り上がりました。椛島神社例祭は五島市の指定民族文化財に指定されています。

ブログを見てくださった方が1人でも椛島神社例祭を見に来てくださることを期待しています。

普段は90人程度しかいませんが伝統的な祭りを続けるために一生懸命頑張っていきます。

最後になりますがぜひ一度椛島神社例祭を見に来てください。宜しくお願いいたします。