バスの運転手 | 夏は快適、冬は極寒の地

夏は快適、冬は極寒の地

日本人の私、ドイツ人の夫、二人の会話は英語、住んでいる地はスウェーデンの北の果て、なんともインターナショナル??

時々、離れた町からトラックで魚を売りに来る人たちがいる。
売り子さんは男性二人。
そのうちの一人は私のお気に入りだった。
笑顔が素敵で、フィンランド語も話せるらしく
彼の話すフィンランド語に惚れてしまった。
しかし、ある日、彼の左手の薬指に指輪が
あるのを見て、、”失恋”・・・
それ以来、彼への熱が冷めてしまった。
・・・いや、本気じゃなかったですけどね、フフフべーっだ!

そして、最近、またお気に入りの男性を見つけてしまった。
彼はバスの運転手。
仕事が休みの日で、町中へ行くときは
なるべくバスを使って行くのだけど、
今まで会ったバスの運転手はおじさんだったけど
(いや、私も、おばさんですけど。。)
あの日会った彼はちょっと若かった。
(たぶん30代)
私がバスに乗り込むと元気よく
「やぁ!」と言ってくれて、
ちょっとびっくり。

別の日、町からの帰り、彼が運転するバスに乗った。
そして、そのバスには途中から
学校帰りの小学生(たぶん)も
乗ってきて大騒ぎ。
突然、バスが停まり、外に出る運転手。
何か問題があったらしく、チェックしに行ったようだ。
それを見た男の子たちは
「なにかあったの?マジかよー??」
と騒いでいる。
そして戻ってきた運転手が一言。
「ちゃんと椅子に座ってろ!マジだ!」
いやー、恋の矢でした。。(変??)
スウェーデンって家でも学校でも、大人が
子供にどなる、というのはしないと
思っていたので、びっくりしたのと同時に
「よく言ってくれた!」
と私は思ったの。

さて、椅子にはちゃんと座るようになった男の子たち。
でも、悪ふざけは相変わらず。
再び、運転手、怒る!
「いつまでも騒いでいるならここで
降りて家まで歩いて行け!」
再び、「よく言ってくれた!ラブラブ!」と思う私。
でも、やっぱり子供、、少ーし静かになっただけだった。。
 
そして、私は思った。
この彼は昔不良だったのかもしれない。
ある時更生して、きっといい人(?)になったのだろう。
なーんてね・・。

あれ以来、彼が運転するバスは安心して?
乗っていられるようになったのよね。ニコニコ