タオルと匙、そして日本語 | 夏は快適、冬は極寒の地

夏は快適、冬は極寒の地

日本人の私、ドイツ人の夫、二人の会話は英語、住んでいる地はスウェーデンの北の果て、なんともインターナショナル??

語学交換をしている友人がいるのだけど
その人に教わったスウェーデン語の慣用句。
Kasta in handduken.
直訳すると、タオルを投げる、そして、意味は、”諦める”。
ボクシングから来ているよう。
それを聞いて思い出した、
そういえば、日本では、タオルじゃなくて「匙を投げる」って
いうよね。
でも、なんで”匙”なんだろう、と調べてみたら、、

”「匙を投げる」
(薬の調合のための匙を投げだすの意)
医師が治療の方法がないと診断する。また物事に
救済や改善の見込みがないと断念する。”

だそうです。
薬の調合、ってことは、もしかしたら、中国も同じ言い方なのかな?
他の国ではなんと言うのだろう?
(Pによると、ドイツはタオルのようだけど)

ところで、今はスプーンのことを、匙、と言う人は
あまりいないだろうけど、そのことを
友人(と夫)に話したら、
残念がっていた。。
夫は「外国人は日本語を知りたいんだよ、
外来語じゃなくて」
うーむ、そういわれればそうかも。
その友人は、カレンダーの日本語の
意味を知りたかったのに、
私が「日本語でもカレンダーだよ」と
言ったらちょっと悲しい顔をして
「いや、でも、こよみ、って言い方もあるよ、
いまどきではほとんど使わないけど」と
言ったら、今度は目を輝かせて
ノートに書いていたのを思い出したよ・・・