「先生は、今の教え方で分かりますか?」
と、教室の後ろにいた私に、立ち上がった女の子4人が
こちらを向いて聞いてきた。
授業中である。
TTの形、ティームティーチングといい、教師2名以上がチームとなり
教える形態である。
担任の教諭が主になり、私は理解が遅い子などを補助する形。
彼女達は、この時、私に、この担任の先生の授業やり方で、分かるかと
問うていたのだ。
正直に答えたとしたら、答えは、
「No.」
分かりにくい授業であった。
授業が終わり、私は、気まずい思いであった。その担任はあまり気に
している様子もなかった。
プライドゆえか・・・本当に気にしていないのか・・・
大切な算数、彼女達なりの危機感をもって聞いてきたのだろう。
しかし、その後3月まで、ずっと分からない授業が続き、彼女達は
卒業していった。