氷面鏡”ひもかがみ” -13ページ目

私は卑怯だから…

安定を求めてしまう

生活の安定、精神の安定…

自分自身の働きで生きていく事は出来るから、本当に望めば離婚も出来るけど、今、離婚して一人で苦労するほどの理由は無い

貴女は自分が働いて頑張るから一緒に暮らそうって言うけど、こんな状態で暮らしていけるか不安になる

安定を望むから踏み出す事は出来ない…

同性の恋人ってなんだろう?

貴女にとって私はどういう存在?
ただのお母さん?
無条件にすべてを受け入れてくれる存在?

私は電話の時であれ、会っている時であれ、二人の時間はお互いの事だけを考えたい…感じたい…

今はほとんど会えないからこそ、友人と楽しんだ話なんて聞きたくない。知りたくない。

『良かったね』って
言えない私…

こんなに心が狭い人間だったのかなぁ

好きでいてもらえる資格なんてないね

電話

貴女からの電話が鳴ってる

今日は貴女が休みだから、私は貴女に合わせて休みを取った

でも、
『今日はレッスンだし覚えなきゃいけない唄が3曲あるから会えない』
って言われた時に、心が凍りついた

『弥生が一番だよ
弥生の事をいつも一番に考えてる』

”ほ~ら、やっぱり言葉だけじゃない”
そう思っちゃう私がいる

私がわがままなだけだから、我慢しなくちゃいけないのかな…

でも心からそう思えないから、たぶん嫌な態度になっちゃうから…
電話には出ない…