映画を観ていて、『自分をぞんざいに扱うな』、

『ぞんざいに扱う人とは離れなさい』という

セリフに心が動いた。


子供4人を育て、仕事をする中で自分を大切にする

気持ちや時間など、考えも及ばない日々。


それでも夜、眠りにつく前に 『今日もお疲れさま、ありがとう』と言える夫婦でありたかった。


朝は『おはよう』と、気持ち良い1日の始まりが

欲しかった。


ただ、ただ穏やかに暮らすこと。勿論、悲しいことや辛いこともあるけれど心が元気であればそれだけで良かった。


安全に、安心感のある暮らし。


そこから今も昔も最も遠いところにいる。


なにがいけなかったのだろう

地雷があちらこちらにあって、その表情、その言葉、その態度と嵐のごとく轟音が鳴り響く。


お前が悪い、謝れ、消えろ、黙れと続き

ドアをバンバンと閉じる。


心臓がバクバクし、心がキューッと苦しくなる。

何度目?今に始まったことではないのに、いつになっても慣れない。これからの数日が悪夢と化すのだから。


もっと優しくしろ、もっとしっかりしろ、もっともっと……。

……。