日本のニュースに唖然 | グローバルに波乱万丈



私、日本のニュース記事を読まないし、日本のチャンネルも取ってないので、

先日、日本のジャーナリストを殺害した、イスラム教過激派のテロリストのグループ、

今まで日本では、 “イスラム国” と呼ばれていたことを知らなかったんです。


たまたま、NHKがこれからは “IS” とすると発表したというニュースを知り、

“ああーーーーぁ、なるほど... そういうことか。 (  ゚ ▽ ゚ ;) ” なんですよ。



というのは、4月にモロッコ人である主人と日本へ行くにつき、この前、身内の者から、

“イスラムが日本人を標的すると言っているから...”

“○○さん (主人のこと) をイスラムだと思って...” 

私達の飛行や出国入国を心配するメールが届いたんですが、


“国” が省略され、“イスラム” だけになってるのでしょうが、

イスラム教徒 = 過激 = テロリスト と思っていると解釈したんです。


むっとして主人に話すと、有りがちなことだと笑い、

四月に日本に行ったら、メールの送り主の前で、

突然うつ伏せ、 「アラーーーッ」 と祈りを始めて怯えさせる、

と冗談言ってましたけどね。


主人は、イスラム教国であるモロッコに生まれたので、イスラム教徒ってことになってますが、

名ばかりで、コーランも読んだことがなければ、祈ったこともない人なんですよ。

ベーコン入りバーガーを注文し、フランス製のサラミをこよなく愛する人だし。

(イスラム教は、豚肉を食することを咎める。)

モロッコ人には、そんな感じでゆるいイスラム教徒が結構います。


イスラム教徒と言っても、いろいろですし、

宗教熱心な人でも、大抵が穏やかな、平和的な人達です。



...なわけで、メールの内容に納得したわけですが、

しかし、それにしても、“IS” が問題になり始め、かなり経っているのに、

日本では今までずっと “イスラム国” という誤解を招きかねない、

そして、イスラム教の国の人達に失礼な名称が使われていたことに、唖然です。


昔、性風俗施設が “トルコ風呂” と呼ばれていて、

トルコからの留学生の、母国のイメージのために変えてほしい、という願いから、

“ソープランド” と改名されたことを思い出しました。

あれから30年も経ってるのに、まだこんなことが起こるとは...



グローバル化の今の時代ですし、

もうちょっと、他の国や文化、宗教に対して配慮、心配りをしてほしいなぁ、

と思ってしまいます。



びっしり熊のグミ付きのコーンのダブルスクープを食べる
コワい、コワい “イスラム国” 出身のイスラム教徒のうちの主人