脚本→遠藤 敬
演出→佐野 崇匡
出演者→井上マー、あべこうじ、LLR、フルーツポンチ、伊藤真奈美(劇団THEフォービーズ)、吉武遥、来八、土居美知子、ブラックマン、ササラモサラ、はっぱ、南国姉妹
人のために作り
人のために歌い
人のために汚れた
彼の声に、行動に何人もの人が救われた
優しさ、思いやり、愛、勇気を持った若者
1人のカリスマアーティストが全てを捨て、人のためにした
最後の勇気ある行動とは
『僕を忘れて』、楽日に見にいってきました。マーさんとあべさんならハズレはないだろうと思いながら軽い気持ちで向かいましたが・・・。とりあえず少しだけ感想書きますが、ネタバレありなのでお気をつけてください。
まず、マーさん演じる圭吾の生粋の人の良さや優しさ、明るさが最初から際立っていて、周りからも見守られている様子にすごく好感が持てました。伊藤ちゃんがプロデューサー、亘くんがマネージャー役で、3人のやりとりからスタートしたんですが、そこでわちゃわちゃやっている様子もとてもよくて。あの組み合わせ、楽しかったなあ。そして恋人である凛呼(伊藤真奈美さん)の元に行った時に一生懸命自分の歌で気持ちを伝えようとする所にもほっこり。マーさん、声の調子が少し悪そうでしたが、やっぱり歌も上手くて、歌自体もお話と繋がっている感じでとてもよかったです。
そんなところをいいなあ~とほのぼのと見ていたら、自殺しようとしていたNAOKI(来八・小林さん)をかばってのビルからの急な転落・・・。正直、鳥肌立っちゃいました・・・。圭吾の愛されるキャラクターと、そこまでのポップな流れからの落差の両方のせいでしょうか。
が、そこから出てきたのが元(あべさん)。警備員の元にだけは幽霊になった圭吾の姿が見えたんですが、そんな元が圭吾の最後の思いを大事な人たちに伝えにいくというのが後半のお話でした。元のキャラがものすごく濃くて(ダメ男極まりない)、あべさんの振り幅の大きさに脱帽でした。いい話していてもいつの間にかボケまくりだし(笑)。
何をするにも人と関わりたくない故に諦めがちな元が頑張って圭吾と一緒に思いを伝えにいく所では毎回泣いてしまいました。そのたびに元がボケるから笑い泣きばかりになってましたが。最後に凛呼の元に行く時はもうポロポロ泣けてしまって。ここでちょっとしたカラクリが明らかになるんですが、それがまた泣けて。圭吾の思いの強さなんだろうなあって。
後は、福田くんの胡散臭さがよく出た(でも最後にはいい人だった)芸能記者役も良かったし、小林さんの迫真の演技も良かった。フルポン村上くんは・・・芸のまんまでいい味出してました。かなり笑わせてもらいました。でもうざいわー(笑)。
ベースはよくあるラブストーリーなのかもしれないけれど、本当に良いお話でした。素直に悲しさやあったかさを感じられて、心が浄化されたような気持ちになれました。マーさんも伊藤さんもそれをすごく自然に力強く演じていて、そこがまた良かったんですよね。あべさんには終始心を奪われっぱなし。台本では「自分の殻に閉じこもっているが、本当はマシンガントーク」と書いてあったそうで、まさにそんな感じでした!あんな役ができて、しかもどんどん笑わせることも泣かせることもできるなんて、やっぱりあべさんはすごい。またマーさんあべさんのコンビで見てみたいです。
エンディングトークではまた爆笑しっぱなし。あのメンバー面白いなあ。伊藤さんの「いいですよ」に皆でイラッとしたり(笑)。LLRからは、12月の座長公演のお知らせがありました。びっくりしたけれど、いい舞台なるといいですね。伊藤ちゃんも今回かなり頑張ってましたからねー。がんばれ、伊藤ちゃん!
