昨日の午前は師匠稽古でした

元祖『鬼の貌』

師匠の稽古は、

天気が良い時は師匠のご自宅の屋上で行います。

梅雨とは思えない、夏のような日差しがジリジリと肌に心地良いです。

今回の鍛錬は『立禅』から始まりました。

踵の上に重心をしっかり置きながら、踵を浮かせる。

それが出来たら、その上に膝、腰、…と順番に乗せて行く。

乗せる事が出来たら、そのまま崩さず手足を動かす。

動かす事が出来たら、歩く。

私はせいぜい揺らすのが精一杯。

歩こうとすると、途端に身体の繋がりが切れるのが分かります。

その繋がりの感覚もとても儚いもので、

集中力が切れると、良く分からなくなってしまいます。

次々と姿勢を変えて行く師匠を横目で見ながら、

必死に真似をしてついていきます。

片足のまま立ち続けたり、中腰の姿勢で止まったり、

ハードな姿勢も多いですが、

真似をするのに必死なので最中はあまり疲れを感じません。

『よし、少し休憩にしよう』

と、師匠に言ってもらった時に、

鍛錬中は気にならなかった疲労感が、

一気にズーンと乗っかってくる感じです。

ただ、とてもその疲れが心地良かったりします

教える為には、被教育者の三倍深くその教育内容に関して理解していなくてはいけないと、

昔、自衛隊で教官をしている時に教えられました。　

武術鍛錬はまだ探りながらの部分も多いですが、

早く道場のみんなに色々な面白い事を教える事が出来るよう、

鍛錬を重ねて行こうと思います

師匠稽古。