11日(土)の午後は日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターの中竹竜二氏の取材に同行しました。「リーダーの条件」という道経塾7月号の特集で、カラー写真で巻頭を飾ることになります。
この取材の模様については、道経塾7月号が販売された後に改めて取り上げたいと思います。面白い機会を頂き、堀切さんには感謝しております。この企画には取材の学校の講義が始まる前から携わっていたので、絶対に成功させたい企画です。
12日(日)は取材の学校でした。第4回の講義の顔ぶれも豪華でした。フリーライターの川口和正氏と「企業診断」編集長の楢崎環氏が登壇しました。
川口さんの講義は、「取材はデートに近い」という一言から始まりました。取材をする時の最大の関門は、アポを取ることです。好意を持つ異性と初めてデートをする時、誘いの文句をどうしようかアレコレ悩んだ経験があると思います。場合によっては手書きの文章で、相手を口説くこともあるようで、まさにラブレターですよね。
川口氏は取材のイメージを固めるために、入念な準備をします。
・取材対象のウェブサイトやブログを読むだけではなくプリントアウトしてノートに貼り付ける。
・ネットの記事を同様にノートに貼り付ける。
・新聞、雑誌、書籍を出来る限り全てを読む。
川口氏のノートは、見開きで左ページにプリントアウトを貼り付け、重点部分を赤字でチェックを入れ、右半分はプリントアウトした内容の感想や構想を文章や図にしてまとめてあります。
このノートを前に取材を受けたら、インタビュイーの方は相当驚きながら取材に応じるでしょうね。実際にインタビューが始まると1時間の予定が2時間になり、その後も話が続き、一日経ってしまったということがよくあるそうです。
ある大工さんを取材した時には、建築した家の中で取材を行い、その後事務所で取材を続け、その後焼肉に付き合い、終電がなくなったのでファミレスで一晩を過ごして始発で帰宅したそうです。
川口氏は「自分は生産性が低いから」と謙遜されていましたが、楢崎編集長によれば、「川口さんほど真摯に取り組むライターは他にはいない」とのこと。
(続く)
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