昨日は、取材の学校の堀切氏の取材に同行させていただきました。
取材対象は、スポーツ界の超大物です。一流の中の一流の方のオーラを浴びてきました。
このような経験は堀切さんのおかげです。取材の学校に入って本当によかったなあ。
「普段なら会えないような人にも会える」というのがウリとなっている取材の学校ですが、その通り、超一級の方にお会い出来ました。看板に偽りなし。
YTDの勉強会講師もダメもとでお願いしたところ快諾してもらえました。テーマ、日程ともに未だ何も固まっていませんが、9月ごろにリーダーシップ、コーチング、組織作りなどについてお話をしていただきたいと考えております。
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名人戦第3局は92手目の▲4四歩を見て森内名人が投了し、羽生三冠が一勝を上げた。
二日制のタイトル戦は、昨年度の竜王戦全五局、今年度の名人戦の第一局と第二局を続けて夕方頃の早い時間で勝負を終えている。竜王戦は角換わりシリーズであり、研究勝負となりやすい戦型を全局で採用していた。名人戦の第1局と第2局は力戦形となりやすい相掛かり戦となったが、既に研究が進んでいたためか、こちらも短時間勝負となってしまった。
本第三局は角換わりとなり、研究勝負の模様となった。55手目の3五歩の地点で、すでに先手勝ちの結論がでていたのかもしれない。この手は今年1月に行われた朝日杯の▲村山慈明六段ー△渡辺竜王戦で出ていた形である。この時は、この後に先手のミスがあり後手の勝ちとなったが、感想戦では「▲3五歩にどう指していいかわからなかった」と渡辺竜王の言葉が残っている。ちなみに村山六段は羽生三冠の研究会に所属しているので、この形についてはだいぶ深い研究がなされていただろうことは推測できる。
この▲3五歩は、次の△1七角から馬ができたとき、先手が馬をどう扱うのかが課題となる。手が進むに連れて羽生三冠は馬の動きを封じ込めることに成功した。後手の森内名人は受けに回った△6二にいる飛車も働かせることができなかった。一方、羽生三冠の先手陣にいる飛車角は双方とも敵陣内に睨みを利かし続けていた。
何度か両者の長考を挟みながらも指し手としては解説者の渡辺竜王が指摘する通りの手順で進んでいった。それだけ変化の少ない局面に入ってしまったとも言えるが、渡辺竜王でなければ両者の意図をどこまで正確に解説できたのかはわからない。
森内名人が2連勝し、今回も勝っていれば第4局で先手番に回る森内名人がストレート勝ちしていた可能性もある。今回2勝1敗となったことで将棋ファンとしては楽しみが増えた。ただし、次はガッチリとした矢倉戦か居飛車振り飛車の対抗型などで、2日目の深夜までわからないというような対局を見てみたいと思う。
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