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ピーター・ドラッカーの後継者とされるジム・コリンズ。コロラドの山中に研究ラボを設け、これまでに長い年月をかけて「偉大な企業」「偉大な指導者」の条件を追究してきた。今回は初めて外部環境を変数に入れ、不確実でカオスのような時代に他を圧倒して成長している偉大な企業7社を導き出した。10X型企業がそれだ。10X型企業とは同業よりも最低10倍以上のパフォーマンスを上げているスーパー・エクセレント・カンパニーのことだ。その10X型企業の特徴を同業の有力企業と比較する「一対比較法」で鮮明に描き出した。
（内容紹介より）
ゆんたくです。
本日紹介したいのは言わずと知れた名作「ビジョナリーシリーズ」の第四弾だ。
今回も目から鱗が落ちるような新鮮なコンセプトがこれでもかと提示されている。
・２０マイル行進
・銃撃に続いて大砲発射
・死線を避けるリーダーシップ
・具体的で整然とした一貫レシピ＜ＳＭａＣ＞
・運の利益率＜ＲＯＬ＞
具体的な内容は読んでみてのお楽しみだが今回の主題は、
「凶暴とも言える外部環境下での生き残り方」だ。
別の言い方をすれば、どのように運（＝不確実性）を管理して飛躍的な成長を遂げることができるのか、という視点だ。
そこから見えてくるは学びは意外にも「意志」や「規律」といった精神性だ。しかし膨大なファクトから導きだされた結論なだけに強烈な説得力を持つし、我々を勇気づけもする。
企業経営のみならず個人の生き方にも適用できそうな知見・示唆にあふれているまぎれもない傑作だ。
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