観察時期:9-11月
基物:針葉樹の朽ち木
Comment:秋に大量に発生する。
子嚢が真っ白な未熟子実体(2025年9月)
大きな群生が見られる
子嚢が洋梨型のタイプ
構造色が美しい成熟子実体(2025年10月)
子嚢が卵型のタイプ
細毛体は網目状(対物40倍)
胞子はイボ型で直径13µm程度(対物100倍)
2025年10月
構造色が明るい青系のタイプ
観察時期:9月
基物:朽ち木
朽ち木から垂れ下がった巨大なタレウツボホコリ(2025年9月)
全体の長さは6cmを超える。
個々の子実体の長さはせいぜい1cm程度だが、杯状体から離れた細毛体が絡まり合う。
横方向にも広がっていた。
同じ朽ち木の別の場所
細毛体が伸びはじめた状態
細毛体には多数のトゲがみられる(対物100倍)。
胞子の直径は7μm程度
観察時期:8月
基物:朽ち木
細かい朽ち木片の散らばった地上を這う灰青色の変形体(2025年8月)
この朽ち木片を持ち帰って観察
翌日(2日目)の夜22時過ぎ、変形体の一部で子実体の形成が始まった。
3日目の朝。
未熟子実体(淡青色から茶色へ変化中)と変形体。
この時点で、変形体の5%程度が子実体となり、残りは変形体のままだった。
3日目の日中。変形体はタッパーの中で活発に動いていた。
成熟したばかりの子実体
暗褐色の杯状体があり、壁網の節がくっきりと目立つ。
3日目の夜(22:37)、残っていた変形体全てが一斉に子実体を形成しはじめた。
深夜(0:47)、形成されたばかりの子実体は、美しい淡青色になった。
翌朝(4日目の朝7:30)
新しい子実体は茶色になっていた。変形体は残っていない。
観察時期:7月
基物:朽ち木と周辺の生木・リター
Comment:梅雨の時期に美しい未熟子実体が見られた。以前はサカズキホコリ属だったが現在はジクホコリ属
未熟子実体(朽ち木に発生)。2025年7月
子嚢は洋梨型でレモン色、柄は淡褐色。
ややステージが進み、子嚢は色が暗めで球形に近くなり、柄は赤褐色。
変形体も少し残っているように見える。
朽ち木の周りの生木に発生(2025年7月)
未熟子実体(朽ち木周りの落葉に発生、2025年7月)
未熟子実体は黄色から黒へ変わる(朽ち木)。2025年7月
子嚢は倒卵形、柄は赤褐色(朽ち木)。2025年7月
成熟した子実体(ササの茎)。2025年7月
子嚢中央に擬軸柱らしいものがある。
胞子直径は14-15μm、不完全な網目型