今回の事件が検察の不手際があまりにも酷かった事は良く分かりますが、マスコミも新聞も冤罪に焦点を当て偏った報道がされている事に、私達一般市民は気が付くべきだと思いペンを取りました。

 鈴木宗男が起訴された時に一緒に検挙された佐藤氏は彼が勤めていた外務省であれば押印に直接関与した係長は懲戒退職となり、直属の上司に当たる課長も何らかの処分があり、その上司の部長も只では済まないと書いておられます。

 この理屈から言えば当時の担当課長だつた。今回の当事者は監督不行き届きで処分を受ける筈なのに何のお咎めもなく、当時の部長も何処かの島の町長かで不問のようです。民間の企業で係長が代表印を不正に押印させたのなら、首は当然ですし上司も退職ではないですか。検察に酷い目に合わされたのだから、可哀想などとの理屈が通る筈が有りません。

 今回の事件の背景には以前から厚生行政の暗部とも言える同和が絡んでいたのだと思います。役所ではその手の扱いは係長クラスが担当し、課長以上が関与する事は無いと言われています、要するに危ないものにはエリート職員は触れないで済む仕組みが営々と続いているのです。

 今回の証明書に押された印鑑は係長が絶対に単独で押印出来る印鑑ではありません。ここに検察が勇み足をした最初の思いこみが有ったのだと推測が出来ます。要するに色々な事に託けて本庁に来るその手の輩に対しては、係長の判断で良きに計らう事が存在し、社会的な不公平が発生していたのです。

 検察官はそのような悪しき慣習にメスを入れ、公務員による立派な犯罪行為を是正しようとしたのだと思います。誤解しないで下さい私も、今回の検察の不祥事は大変重大な犯罪行為との認識しています。

皆様も、役所はハンコ社会である事に疑問はないと思います。そのハンコ社会で、このような理解出来ない事が発生していた事に、報道は怖がらずに真実を追究するべきだと思いませんか。

 厚生労働省の本庁は環境省と同じビルですが、担当部署で決済のハンコだらけにした書類を、上階の大臣室の隣にある大臣官房に持って行き、再度、文字の間違いと押印もれが無いか等を検査し不備があれば差し戻すなどと、徹底的な管理のもとで最終的な押印申請をして押印しているのに、課長も部長も局長も何にも知らないうちに押印された書類が外部に出された事が、大変重大な問題を提起しているのであって、単なるエリート官僚の冤罪事件では無い事を理解してこの事件を考える必要性があります。

 現在のマスメディアと言われる物が、如何に、怖い物、危ない物に触らない、不公平で不誠実で腐っているのかを理解出来る事件なのです。