日曜日にみなとみらい地区のコンサートホールへ出かけました。

マチネでしたので、街はやはり何か人が多いのです。

今年の賑わいには今更ながらびっくりするところがあります。

まず人出の多さは、例年、師走になるといつもどこからこの人たちが出てきたのかと思うほどなのですが、今年はコロナ前のような人出に戻っているように思います。

そして、街はクリスマスの飾り付けが美しく出揃い、最も活気づく時期のように思います。

 

この地区も大きなクリスマスツリーが、建物の中に設置されています。

時間になると音楽が鳴って色々な色の飾りが光って美しいのです。

そういう飾り付けも、街の雰囲気もこの師走の時期に独特なものです。

 

特にこの日曜日、月曜日は、「ミュージック・デイ」というイヴェントをやっているようでした。吹き抜けの広場で、ブラスバンドの演奏をしていましたので、音が建物の隅々まで響いておりました。

 

ちょっとコンサートの開場時間より早く着きましたので、しばらくその演奏を聴いてみました。

ブラスバンドの曲はよくわからないので、何を演奏していたかはわからないのですが、一つの団体というか学校が20分くらいの時間でプログラムを組んでいるようでした。

司会も自分たちが行い、指揮は生徒かと思うような若い先生でした。

しかしブラスバンドの音ってそのリズムの影響もありますが、何か心弾むものがあるのですね。

演奏している生徒さんも、特に私が聴いた学校では、アルトサックスを吹いている生徒さんが身体でリズムをとっていてとても楽しそうに見えました。

最前列には、その学校の生徒たちの保護者の方が鈴なりです。

みなさんスマホを構えて動画を撮っています。きっともちろん自分のお子様が主役の動画だとは思いますが………

その光景がまたすごいと思いました。

ちょうど、お昼過ぎでしたので周りのレストランには列ができていますし、その場所を通り過ぎていく人もたくさんいます。

 

私もしばらく聴いてからその場を離れましたが、その先のホール近くにあるもう一つの大きなクリスマスツリーの前に、揃いのジャージの上着を着た、またこれも中学生くらいの生徒たちが並んで写真を撮っています。写真を撮り終わっても、その場から動こうとせず、座ったままでしたのでどうしたのかとみていましたら、先生が演奏の前に集合する時間と場所などの事務的な連絡をしているのです。

こういう段取りも大変なことです。

 

(そういえば時々、上野の文化会館前のベンチに座っていると、修学旅行の生徒たちが集合している風景を見かけることがあります。先生の動きや、生徒の動きなどを無意識に目が追っていることがあります。これも長年の習慣が自分の中にあるからでしょうね)

 

いつの間にか、12月も3分の1が経ってしまいました。

この週は、2重唱の合わせ練習、日本歌曲の講座とマタイの合唱練習、大先生のレッスン、と続いております。

知人が歌っている合唱団のベートーヴェンの第九の演奏会にも出かけます。

今年は2人の方が歌っている別々のオーケストラの第九を聴くことになりました。

そんなこんなで、きっとあっという間にクリスマスも過ぎてしまうことでしょう。

《マタイ受難曲》の練習も今週の他に、クリスマス前にもう一回あります。

今回は 合唱のパート練習まで手が回りませんでした。

付け焼き刃の練習もできませんでした。

もうこれは年末やお正月にも練習せねばならない情勢になってきました………

何か毎日、これらの曲の中からその日の重点曲を決めて練習はしているのですが、歌うことが仕事のようになってきたような気もいたします。

そういったスケジュールの上にコンサートを聴きに行くのですから毎日が飛ぶように過ぎていくのも当たり前ですね。

少し自分の体力や他の条件を考えていかなければいけない時期に立っているのかもしれません。

 

本日は雨。かなりの降りです。

2重唱の合わせの練習の日です。

伴奏の方もいらっしゃって、1月の講習会と同じ場所で行いますが、先日のお弟子先生のレッスンでは、音程が不安なところをかなり指摘され甚だ心配ですが………