リートといえば王道を行くシューベルト。

その割にはあまり歌ったことがない曲が多いのです。

 

火曜日に時間の長さが合っていて、動きのある曲という条件にかなうかなと思って持っていった曲がお弟子先生には却下されました。

「これを歌うんだったら、まだ他の曲があるわよ」とのこと……

せっかく練習して人前で歌うのだから……

とのことで、候補曲を先生がお歌いになって、その長さを何曲か計ってみました。

「長さはぴったりなんだけど、あなたにはもしかすると合わないかもしれないわね………」とのことで、何曲か歌って、やっと候補の曲を選んだのですが、私は知らない曲でございました。

少し制限時間より短めですが、これを歌ってみましょう とのことでした。

どちらにしろ、大曲ではありませんが、わかりやすい曲だと思います。

どちらかいえばこれも小曲の部類に属すると思いますが。

私が持っていった曲をやるんだったら、こちらの曲の方が勉強になるとお弟子先生は思われたのだと思います。


先週のご都合が悪くて、大先生のレッスン後、2週間近くレッスンがなかったので、今週は火曜日から中2日で、明日がレッスンになりました。

来週、一週間、伊豆の方のお家へ避暑に行かれるようなのです.

伊豆のお宅には、そちら方面のお弟子さんが、レッスンを受けに来られるようです。

私は、やはりそちらに伺うには東京に伺うよりかなり時間がかかってしまうのです。


というわけで明日までに、火曜日に出された曲をなんとか歌っていって、その曲の課題、気をつけねばならないことを指摘していただかねばなりません。

楽譜は、全音版のシューベルト歌曲集にみつけることができました。

フォン・オッターの歌ったCDの中にも入っていましたが、今度はCDでは中声用の楽譜よりも半音低い調で歌っていました。

私はこの中声用の楽譜通りの方が歌いやすいというか、楽譜の方の調があっているように思いますので、このままの調で歌っていきたいと思っています。


しかし何しろ小唄のようであっても、気をつけて歌っていかなければならないことがまた山のようにあるように思います。


実は先日の選曲の時に出た曲の題名の中に、私が歌ってみたいなと思う曲があったのです。

どちらかといえばドラマチックな歌が好きな私ですが、そういったものを歌うと、今のところやり直して身につけつつあるものが、ぼろっと落ちてしまって昔の歌い方に戻ってしまう可能性があるので、そういった類のものはずっと避けてきた、避けられてきたわけです。

しかし今回、その候補曲の中にドラマチックな歌が入ってきたということはちょっと嬉しいことでした。

気持ちはその曲に挑戦させていただきたかったのですが、時間数が長く条件に合わなかったのです。

今回はコンサートで歌うということを頭にいれての選曲でしたので、無理でしたが、コンサートが終わって次に他のシューベルトの曲に挑戦するという時にそれを出してみたいなと思っています。

そういったものにも挑戦できるかもしれないという時期に到達してきたのでしょうか。


修業中の今でどのくらい挑戦できるか、試してみたい気持ちはかなり強いのです。


まずは11月のコンサートにどういった感じで取り組むことができるのかにかかっているのだとは思いますが。