昨年の「母の日」よりは世の中が動いている気持ちがします。

 

昨年の「母の日」は何をしていたか、あまり記憶に残っていないのです。

勤めは、まだ休校中でしたし、休校中の宿題を作ったり、学校でのお預かりのお子さまを、順番で面倒を見たり、音楽室のしつらえを考え、並べ替えをしたり、これまでになかった状況に対応するべく、苦心惨憺していた時のように思います。

 

昨年も連休が終わる頃に緊急事態宣言が解除になるのではないかということで、ばたばたしていたと思います。

結局授業が再開したのは6月からでしたから、昨年の「母の日」は休校中の出来事でした。

 

お花屋さんもやっていないところも多く、なんだか寂しい「母の日」だったように思います。

花屋さんも、昨年は入学式や卒業式などの行事に伴って売れる花が、売れなくなり大変だったようです。

今年は、昨年に比べれば、花屋の店先のカーネーションは良く売れているようです。

しかしお値段が今年は高いのだそうです。

それはアメリカなどの他の国でも同じようで、カーネーションの値段がぼんぼん上がっていたそうです。

何故か?

需要と供給のバランスが崩れているからなのは他のものと一緒ですが……

カーネーションは、南米から輸入されるそうなのですが、このコロナの蔓延に伴って、花の収穫や輸送が、ロックダウンなどの影響で出来ず、輸出ができず、花の市場にカーネーションが出回らず、高騰しているのだとのこと。

きっと日本も、その輸入国なのだと思います。

 

というわけで、カーネーション品薄状態の原因もコロナが関わっているのですね。

ちなみに、日本では国内産のカーネーションでまかなったそうですが、安い輸入ものが出回らなかったので、値段が高騰する原因になったようです。

いろんなものが思いもかけないところで、繋がっているのですね………

昨日は母の日ケーキを食べましたが、先日街に出た時にケーキ屋さんの前に列ができていました。

先日は「こどもの日」のケーキの列。

 

昨年は「こどもの日」も 「母の日」 もデパートは休館を余儀なくされていましたし、そういった心の余裕のようなものもなかった気がいたします。

 

昨年と今年の違いはもう一つ。

今までは自分が「母」の立場であると同時に、「娘」でもあり、この「母の日」にどうやって自分の気持ちを表そうかといつも思っていたわけです。

それが自分から発する➡️がなくなって、受け身の片方だけ⬅️になったということでしょうか。

昨年、母は病院を4月に移り、10分以内という制限はありましたが、面会が可能になりましたので、結構せっせと面会に行っていたと思います。

昨年の母の日の記憶はありませんが、連休中に娘を母のお見舞いに連れて行かねばならないと思っていました。

かなり弱ってしまっていた母の状態を知らせる意味でも必要だと思っていたので、連れて行きました。

いきなりだとかなりショックだと思いましたので、状況の説明をして連れて行ったのです。

ムスメが幼い時にずいぶんお世話になっていましたので……

確かそんな時でした。

 

街も病院も何故かひっそりしていた印象があります。

 

今年もまだまだの状態が続いている「母の日」です。

 

何年も前に娘が贈ってくれた鉢植えの紫陽花が、今年は蕾が2つついています。

植え替えてもらって、大きくなっているのですが、花芽を付ける時の剪定がうまくないせいか、近頃あまり花が咲かないのですが。

 

娘が小さい時に、義父が一緒に遊びに行って近所の公園で摘んできてしまった、ガクアジサイもそのまま雨で湿っていた庭の隅に挿し木しておきましたら、根が出て大きく育って毎年花を咲かせます。

 

この時期はものが大きく育つ変化の時期なのですね。きっと…