今週末はハロウィーンに伴うイベントががあちこちで行われているようです。
昨日はまだ10:00前なのに駅で待ち合わせている子供連れの方々がいました。子供たちはいろいろ仮装をして頭もそれなりの飾りをつけそれぞれウキウキ楽しそうですが、そのコスチュームが何かわからず。コウモリだよねと言われてはじめて、「エッ私コウモリなの?」と言っていましたのでほぼ親主導の仮装であったようです。そういえばこの週末渋谷などでは車を規制し大々的なハロウィーンのイベントが予定されているとか。いつから日本はハロウィーン大国になってしまったのでしょう。
万霊節という胸が熱くなる歌曲がありますが、あの深く静かな熱い思いとは何か縁遠い世界のようです。10月31日が万聖節のイヴという意味でハロウィーン。11月1日が万聖節、2日が万霊節とのこと。この一連の流れでクリスマス前の時期を過ごすわけなのだなと、暗い感じの空を見上げるわけです。
さてそのお子様連れの方々は昼頃に見た時には、長い列を作って特定のショップに並んでいました。きっと仮装して並んだお子様にお菓子などが配られるのでしょう。お子様には必ず親がついてきますので、それを考えた商戦なのだと思います。子供が楽しんでいるのか親の楽しみなのかどちらにしろ楽しみの場なのでしょう。死者が帰ってくる、それを迎えるというお盆の感覚は微塵も無いようです。それにしてもなぜこの季節なのかなと、R・シュトラウスやシューベルトの万霊節の歌を思い浮かべながら思うのです。夏が過ぎすぐに冬になっていく欧州のこの時期に、過ぎ去ってきた時や人を思い浮かべ内省的になる時なのだからでしょうか。

と思いながら、実は新宿に行く用事があり、本当は本日レッスンの帰りに寄ろうと思っていたのです。そんなハロウィーンの一団を見ていましたら副都心線のルートには渋谷があることを思い出しました。もしかするとその時間帯はハロウィーン帰りの人たちと重なるかなと考えがいたり、そのまま新宿まで行って用事を済ませました。
幸いにも、渋谷で乗り降りの方の人数も様子も昨日の段階ではいつもの程度でした。
以前、JR  だったと思うのですが、乗ってくる人がびっくりするような格好の方がいて(  修道僧のような格好でしたが、頭は完全に坊主に剃り上げ、荒い感じの布のかぶりの洋服に荒縄のベルトといういでたち)周りはビックリしていましたが、確かそれはハロウィーンの時だったのでなるほどと納得したのですが、他にもブルマ姿の男性の方とかがいらっしゃってドキドキした覚えがあります。結構それは仮装というよりもっとリアルで何か異様な感じを受けるものだったのです。段々世の中がなんでもありを受け入れるようになってきたのでしょうか。