こんにちは^^
柴 やすよ です。
卵の殻でカルシウムを摂取
ペットに食事を与える際に、
カルシウムを食事にパラパラっとかける事をオススメします
カルシウムは基本的に骨か卵の殻です。
(煮干しでカルシウムを補おうとするのは無理なのでご注意を)。
何故食事にカルシウムを一緒に取るの?
先ず野菜に関してお話しますが、
ペットに野菜を与える場合、
野菜には「アク」が含まれています。
そしてアクの成分には、
「シュウ酸」と「亜硝酸態窒素」が含まれています。
有名な話ですが、
シュウ酸は尿路結石、亜硝酸態窒素は血管の中の酸欠に繋がっていたりします。
なので、
野菜は健康でヘルシーというイメージがありますが、
動物に与える際には本来気をつけなければならないものなのです。
野菜が病気(消化不良、膵炎、尿路結石、貧血、体温、皮膚病、肝臓病など)を引き起こすという事はよくあるお話です。
アクが強いものはアク抜きしたり、
与え過ぎない様に注意してください。
特に野菜は与え過ぎになりやすいので、
気持ち的には我慢するくらいがいいと思います。全体の一割が目安です。
話を元に戻しますが、
何故カルシウムを一緒に入れるのかと言うと、
その「シュウ酸」を腸の中で結合させる為です。
何故それらを結合させる必要があるのかというと、
シュウ酸はカルシウムと結合させずに腸の中に入ると、腸管から直ぐに吸収されてしまうのです。
するとどうなるかというと、
その成分が血管の中に入り、肝臓を傷めたり、膀胱で結石を作ってしまったりするのです。
しかしながら、
カルシウムを野菜と一緒に摂取する事で、
シュウ酸の腸管からの吸収を邪魔してあげる事ができ、
最終的にシュウ酸は「便」で身体から排出されます。
なので、
ペットのオシッコがキラキラしているという問題がある方は、
食事に卵の殻を入れてみるといいですね^^
もう一つ、
リンの過剰によるカルシウムの減少を防ぐ為にもカルシウムは効果的です。
リンは動物性のお肉にたくさん入っているので、動物性のお肉をたくさん食べるとリンがたくさん身体の中に入ってきます。
するとカルシウム濃度が減少し、
それによって身体はどうにかしようと骨からカルシウムを引っ張ってきます。
その結果、
骨の中に蓄えていたカルシウムは日に日に減少し、栄養失調の状態になって老化していきます。
しかしながら、
質のいいカルシウムを食事で一緒に与える事でリンとのバランスが取れるので、
栄養失調や老化の予防効果を発揮できるのです。
そこに付け加えてもう一つお話すると、
私達が購入するお肉類は骨とは別々で売られているのが当たり前ですが、
本来野性動物であれば、お肉と骨を一緒に摂取しているのが普通なのです。
骨を全部食べる訳ではありませんが、
その様にして調和を取るのが本来の姿。
だからと言って、
毎回与える必要も、
毎日与える必要もありません。
毎日与えていいものは何一つとして無いという事を肝に銘じ、
いつでもある程度「バランスの悪い食事」を与える様にしてみてください。
何故バランスの悪い食事が大切なの?
多くの人は、バランスを取るという事を、
一度に色んな種類を食べる事、
一度に色んな栄養素を取る事、
という風に勘違いをしています。
この食材がいいと聞くと、
いつも毎日のように摂取しようとしてしまいます。
そしてそれを、
ペットに対してもやろうとします。
結果、
多くの手作り食は、見ていてやり過ぎです。
一度に色んな栄養素を与えようとし過ぎなのです。
どんなに良いと思える食材であっても、
その時のその子に合っていなかったり、過多になってしまえば毒です。
そして、もう一度言いますが、
雑食であるペットに毎日与えていい食材なんてものはありません。
例えて言うなら、
もしあなたが「生牡蠣が健康にいい」と聞いて毎日牡蠣を食べていたらどうなるか想像できますか?
免疫力が低下していたり具合が悪い時も生牡蠣を食べる事ができますか?
食べてしまったらどうなるでしょう?
生牡蠣などの食材に例えると分かりやすいですが、
これはどんな食材でも同じ事が言えるのです。
モノに固執し、毎日のように臓器を与える生食マニアの方も多く見かけますが、
そうしてやり過ぎると栄養過多になり、
そうしたペットというのは、返って吸収障害が起きていたり、健康だと思い込んでいるのは飼い主だけという状態になっていたりします。
生食マニアや、健康マニアに限って、ペットの状態があまり良くないという事はよくある事なんです。
それは、自身の偏りに気づいていないからなんですね。
実は、
ペットが病気になってしまったり、
病気を治せないでいるという状態は、
飼い主が自分の偏りを認識できていないという状態なんです。
大切なのは、知識や情報ではないし、
誰が何を勧めたかではありません。
その子を見て、
その時のその子に合ったものを与えていくという事です。
そしてその為には、
観察力と食事を合わせられる飼い主としての実力を手に入れる事が大切です。
その事を忘れないでください^^
療法食とかもそうです。
私なら絶対、療法食じゃなくて自分がその子に合ったものを提供していきますね
《卵の殻を食事に入れる時の作り方》
① 卵の殻をよく洗います。
② 数日間、その卵を布や新聞紙の上に並べて乾かします。(2or3日かな)
③ すり鉢などで擦って粉々にします。(タッパーなどに入れて保存できます)
④ 食事にパラパラっとふりかけます。
以上
*便が白くなるくらいだと過剰(与え過ぎ)ですので注意してください。
あなたとペットが末永く健康で幸せでありますように
それではまた^^
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