「ファアファラの祈りを届け」
金髪に白が混ざった髪の毛、、、長めの髪の毛が風に靡いてる、、、細身で小さな彼女は白装束に身を包み、天に向いて祈っていた。
何を祈ってるのか?誰に祈ってるのか?
彼女の周りで風が吹いていた。
突然、彼女の目の前で空間が歪み始めた。
風が彼女を包むようだ。
何かが見える。彼女が右手の人差し指を空間の歪みに近づけて、一言、口づさんだ。
「ヒロト、、、、、、」
空間が大きく歪み始めた。
その歪みから光が放たれた。
「ヒロト、いつもどこを見てるの?」
「君は、いったい何を見てるんだい?」
黒髪の女の子は、草原で佇んでる金髪の男の子、、、ヒロトに問いかけた。
「風が呼んでる、、、ファアファラ」ヒロトは
吹いている風に何かを感じて発した。
男の子は、ファアファラと言った瞬間、、、眩しい
光に包まれて消えた
突然、目の前でヒロトが消えたのにびっくりした女の子は立ち竦んでいた。
「ヒロト。どこ?どこに行ったの?」
つづく
