人間と他の生き物を比べてみるとたくさんの違いを見つけることができると思います。
その中で私がとても大きな違いだと感じていることがあります。
それは人間以外の生き物はどんな小さな生き物でも活き活きと生きているのに、人間だけがなぜか生きることに悩んだり、自分自身の存在の意味を探すのに必死になっているのです。
人間以外の動物は自分自身の存在の意味など求めないでしょう(たぶん)。
なぜ人間だけがそのようなことを求めるのでしょうか。
それは人間は自然界に「存在しないある物」をあたかも「存在する物」として生きていることが理由だと私は思います。
その「ある物」とは何でしょうか。
それは「時間」です。
時間は実は自然界には存在しないのです。
時間は人間が作り出した概念なのです。
時間の正体はいったいなんなのでしょうか。
それは「変化を測る物差し」だと私は考えています。
この世界は常に変化しています。
だから何がどのくらい変化したのかという認識をみんなで共有化して、共通認識としていかないと人間同士が共同生活を送ることが非常に難しくなります。
だから人間は世界の変化を測る物差しとして「時間」という概念を持ったのだと私は考えています。
そして人間は時間という概念を基に社会を構築しているので、人間にしか無い悩みや問題が発生しているのです。
もし時間という自然界に無い概念を捨て去ることが出来れば、人間は他の生き物と同じように活き活きと生きることが出来るようになるに違いありません。
しかし人間が時間の概念を捨て去ってしまったら人間社会は大混乱に陥るでしょう。
なのでまずは、自分1人か親しい人といるときに時間を忘れて過ごすことを提案します。