Une sirene a Paris
2020年 フランス映画
【監督】マチアス・マルジウ
【出演】ニコラ・デュボシェル
マリリン・リマ
ロマーヌ・ボーランジェ
ロッシ・デ・パルマ
チェッキー・カリョ
【ストーリー】
老舗のバーでパフォーマーとして働くガスパールは、ある夜、傷を負い倒れていた人魚ルラを見つける。美しい歌声で男たちを魅了し、恋に落ちた男の命を奪っていたルラは、ガスパールの命も奪おうとする。しかし、過去の失恋により恋する感情をなくしてしまったガスパールには、ルラの歌声がまったく効果がなかった。2人は次第に惹かれ合っていくが、ルラは2日目の朝日が昇る前に海に帰らなければ、命を落としてしまうという。(映画.comより)
【コメント】
フランス映画って、クセが強くって、観るまで信用できないんだけど、これは私も大丈夫でした。
マーメイド映画と言えば、私は昔観たトム・ハンクスとダリル・ハンナの「スプラッシュ」が浮かぶんですが、
あちらはハリウッド的終わり方。こちらはいかにもフランス~。
でも、フランス映画にしては夢のある終わり方だったように思います。
ルラがなぜ男たちの命を奪おうとするのか、それも映画の中で語られるので、ここでは書きません。
それにしてもガスパールしかり、隣人のロッシしかり、パパのカミーユしかり、
人魚のルラを見てもあまり驚かないのが新鮮でした。
尾ヒレ見たら、普通卒倒するでしょ…。
それでも、ファンタジー要素は満載!
ガスパールとルラが2人楽しく歌ってレコードを作ったり、
フラワーバーガーで飲んだり、
そんなシーンのルラがとってもキュート
真珠の涙もかわいかった。
無事に海に彼女を返すことができるのか?
彼も無事に生きていられるのか?
ハラハラしながら観ました。
どうでもいいことですが、わたくし、
この映画のセリフで初めてルミエールのことが分かりました!
ああっ、「美女と野獣」のルミエールはそうかーーーーーっここから来てるんだっ!
かなり大発見につきひとりで喜んでいます
それと、フランス語でマーメイドとは言わないんですね。
sirene(シレーヌ)って、ギリシャ神話の「セイレーン」に由来するとか。
色々と名前にも由来があるのだとよーくわかりました。
俳優さんはほとんど分からなかったんだけど、
人魚役のマリリン・リマがほんと可愛かった。
あと、ロッシ役のロッシ・デ・パルマは絶対忘れられない顔だから、絶対観たはず!
と思ったら、やっぱりアドモドバル作品に出てたよね。
フランス映画にも出てるんだなぁ。
ってか、30年前ぐらいとあまり変わってないことない?
というわけで、久々に観た日にレポ書いてみました。