南方車站的聚会 The Wild Goose Lake
2019年 中国・フランス映画
【監督】刁亦男(ディアオ・イーナン)
【出演】胡歌(フー・ゴー)
桂綸鎂(グイ・ルンメイ)
廖凡(リャオ・ファン)
萬茜(レジーナ・ワン)
【ストーリー】
2012年、中国南部。再開発から取り残された鵞鳥湖(がちょうこ)周辺の地区で、ギャングたちの縄張り争いが激化していた。刑務所を出て古巣のバイク窃盗団に戻った男チョウは、対立組織との争いに巻き込まれ、逃走中に誤って警官を射殺してしまう。全国に指名手配された彼は、自身にかけられた報奨金30万元を妻子に残すべく画策。そんな彼の前に、見知らぬ女アイアイが妻の代理としてやって来る。鵞鳥湖の水辺で娼婦として生きる彼女と行動をともにするチョウだったが、警察や報奨金強奪を狙う窃盗団に追われ、後戻りのできない袋小路へと追い詰められていく。(映画.comより)
【コメント】
胡歌と桂綸鎂だから絶対観なきゃと思って観ました。監督も「薄氷の殺人」の刁亦男ってことで中国ノワール炸裂でした。
胡歌は今まですごくいい人の役ばかり見てたから、今回のようなダーティな役初めてで新鮮でした。
桂綸鎂も同じく。娼婦役とかちょっと衝撃でした。でも謎の女って感じが漂っててさすがでした。
萬茜は色んな役こなしててこれまたさすがだなと。この映画では気弱な妻って感じで、華やかさ消してました。
廖凡もここではやり手の警察。
日ごろあまり見れない中国のダークサイドというか組織や貧しい人とかアパートだか雑居ビルとか、
みんなが光るシューズ履いて踊るとか、とにかくどのシーンも興味深く面白かったです。
追う人、追われる人、追い詰められた人。どうなるの?とぐいぐい引き込まれました。
まあ、夜ってタイトル通り、夜メインなので暗いけど…。
最後のシーン、余韻が残っていい終わり方でした。