THE 15:17 TO PARIS
2018年 アメリカ映画
【監督】クリント・イーストウッド
【出演】スペンサー・ストーン
アレク・スカラトス
アンソニー・サドラー
ジュディ・グリア
ジェナ・フィッシャー
【ストーリー】
2015年8月21日、554人の客が乗るアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリスに、武装したイスラム過激派
の男が乗り込み無差別テロを企てる。乗客たちが恐怖に凍り付く中、旅行中で偶然乗り合わせていたアメリカ空
軍兵スペンサー・ストーンとオレゴン州兵アレク・スカラトス、二人の友人の大学生アンソニー・サドラーが犯人に
立ち向かう。(シネマトゥデイより)
【コメント】 (ネタバレあり!)
これまた1ヶ月以上前に観たのでもう上映してないかな。
イーストウッド作品はどれもとっても見ごたえあってよく出来てるんですが、これも実話をすごくうまく映画にしてい
ます。高速鉄道のテロのお話かと思えば、それはほんの一部。犯人に立ち向かった3人のアメリカ人のそこに至
るまでの人生が描かれています。そしてその時間、その電車に乗り合わせ、その事件に遭い、起きた出来事。ス
ペンサーじゃないけど、すべては運命なのだと思わずにはいられません。
実際にこの犯人に立ち向かった主人公の3人はなんと本人たちが演じているというすごい映画。観客もそこに
いた人たちが参加しているそうです。だからよりリアリティがあります。
この3人は実は子供の頃は落ちこぼれとか問題児だったんですよねー。そんな彼らがいたからこの無差別テロ
で死者が出なかったという奇跡。そして彼らは英雄となったわけです。普通の人では武装したテロリストに立ち向
かえないですからね~。彼らじゃないといけなかった。
にしてもパリとアムステルダム間は私もタリスで移動したので(本当はブリュッセルからアムステルダムに戻る
はずが逆に乗ってしまったのでした)なにかと思い入れが。
それにヨーロッパ旅行の様子も自分も行ったり、行きたいところがあったりだったのでその部分もとても楽しめ
ました。
事件が起こり、負傷者が出ても協力して彼らを助け、犯人を取り押さえ、英雄となった彼らはフランスの大統領
からも勲章を授与されます。
そして最後の最後は実際にあった地元でのパレードの様子が流れました。
とっても張り詰める緊張感とか役者の使い方とか色々と本当にイーストウッド監督ってうまいです。
すごく感動する作品なので皆さんぜひぜひ観てくださいね!