ただいま梅田芸術劇場にて公演中の「パジャマゲーム」。

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新しくなった東京の日本青年館ホールにてなんだかんだで4回観劇しました。

みっちゃんこと北翔海莉さんの宝塚退団後初のミュージカル。

なんたって初の女役ですからもう観る前から色んな意味でドキドキ。

演じる方はもっとドキドキしてるのかもしれませんが・・・。

男役を好きでいるといきなり女性を演じられるとギャップについていけないんですよねー。

やっぱり男を演じて欲しいと思ってしまったりするんですが、

いやー、このみっちゃんはいきなりハードル高い役を演じてますよ。

なんたって髪が長い。(カツラだけど)

スカート履いてる。

思いっきりラブラブなシーンとかキスシーンとかたくさんある。

ってわけでファンにはもうどう反応していいやらなシーンがたくさん。

それでもとにかく可愛くカッコよく相変わらず歌もダンスもうまいみっちゃんで大満足でした。


「パジャマゲーム」というミュージカル。

実はブロードウェイで1954年に初演、翌年にトニー賞を受賞、2006年のリバイバルでも賞を受賞しているすごい

作品なのです。

 
 物語はアメリカのパジャマ工場での賃上げ抗争が舞台。7セント半をめぐって労働組合と経営側の・・・と書くと

とってもお堅い感じですが、全然お堅いミュージカルではありません。なんたってコメディですから。

 苦情処理委員のベイブと新しい工場長シドの恋や工場のタイムキーパー、ハインズと恋人の美人社長秘書グ

ラディスの面白いやりとりとか、女性に弱い?労働組合委員長ブレッツとかとにかく濃いキャラがいっぱい。


 それにどの曲もとってもいいんです。色んなジャンルの曲があるけど、どれもほんと名曲ぞろいです。

さらにダンスもかっこいいし、何より楽しいダンスが多いです。もうピクニックのシーンなんて玉手箱みたい。

縄跳びやら綱引き?やら。みっちゃんはまさかまさかのルーレットだし(驚)

 次から次に楽しいシーンが目白押しです。

ダンスでとにかくかっこいいのは「スチームヒート」。みっちゃんも3人の真ん中で歌って踊ってるけど、ってこれは

衣装もかなりドキッとさせられるし、曲もダンスもすごく大人なもう犯罪レベルのダンスでした。

 あと舞台がすごく斬新なのですよ。女の子たちが使ってるミシン台はそれ自体がセットみたいなので彼女たち

はそれと共に移動しながら歌ったり、踊ったり。円を作ったり、一列になったり変幻自在です。

 シドの事務室も移動式。これも出演者たちが動かしながらうまいこと色んなセッティングになってて面白いなあ

と思いました。

 男性陣のダンスもハードそうでしたね~。
 
 結構客席の方に降りての演技ってのもありました。

 今回シド役の新納さんは初めて観たんですが、歌声がソフトで聞きやすかったです。クセとか嫌味がない感じ

ですね。 ただみっちゃんが女性としてはデカいので並ぶとバランスはちょっとなあと思いました。

 それにしても2人の最後はおバカぶりが微笑ましくって笑えました。「もっと言って!」が癖になりそう(笑)


 初日は演出のトムさんと振付のニックさんもいらしてて舞台挨拶もありました。トムさんすごく大きな方でした。

観る度にこのカンパニー最高だなあと思える素晴らしい舞台で、このミュージカルに出会えたことに感謝です。

 あっ、2日の風ちゃんとのトークショーは相変わらずみっちゃん愛でいっぱいの風ちゃんで面白かったです。

みっちゃんしか観ていないという衝撃の事実。ストーリーは分かりませんってもうびっくりですね。


 大阪公演まだまだチケットあるようですからぜひぜひご覧になってくださいませ~。10/29までです!