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ARRIVAL

2016年 アメリカ映画

【監督】ドゥ二・ヴィルヌーヴ

【出演】エイミー・アダムス
     ジェレミー・レナー
     フォレスト・ウィテカー
     マイケル・スタールバーグ


【ストーリー】
 巨大な球体型宇宙船が、突如地球に降り立つ。世界中が不安と混乱に包まれる中、言語学者のルイーズ(エ

イミー・アダムス)は宇宙船に乗ってきた者たちの言語を解読するよう軍から依頼される。彼らが使う文字を懸命

に読み解いていくと、彼女は時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥る。やがて言語をめぐるさまざまな謎が

解け、彼らが地球を訪れた思いも寄らない理由と、人類に向けられたメッセージが判明し……。
(シネマトゥデイより)


【コメント】
 テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」が原作だそうですが、これはかなり私には難解で原作読んで

た方が理解できるのかもしれません。

 監督の世界観が現れてるのかとにかく全編幻想的。今までのSF映画、エイリアン襲来みたいな感じじゃなくっ

て、まずは彼らの言語を解読するというところからちょっと違います。言語学者と知的生命体との言語を通しての

交流とか未知の言語に遭遇した時のアプローチの仕方とかすごく興味深くそこは観れました。知的生命体自体

はもやーっとした中ではっきりは見えないんだけど、脚が何本もあるから結局昔ながらのそういう宇宙人なのか

とか思わせながら実は言語を使う知的生命体という。おまけにその言語の描き方がタコが墨を吐き出すみたい

な感じだし、その文字がまた墨で描いた円のようでいてひとつひとつ違った意味があるという斬新なもの。

 この文字をコミュニケーションを図ることによって解読していったり、コンピューターで解析していくんですね。

また物理学者も解読のために召集されたりとへえー、そうなんだぁと色々未知の世界で面白かったです。

 ただ、彼女の娘を亡くした過去がこの知的生命体とどのような関係にあるのか理解できないままでした。

最後怒涛のように色んな事が起こって、世界各地の例えばロシアとかは宇宙船を攻撃しようとするし、アメリカも

ルイーズには秘密裏に工作が進められたりとやはりみんな敵とみなして好戦的なんですよね。そんな中、彼女

は急に中国の宇宙船への攻撃を阻止するべく電話するんですが・・・ここからが私にはまた謎なんですよねー。

何で彼女は中国語であの内容のことを話せたのか?

 まあ知的生命体の目的もある意味驚きだけど、いやー、やっぱり原作読まないと私の中では全然消化できて

いない映画だわ。


 というわけでどんなのどんなの?と興味ある方ぜひご覧ください。あっ、宇宙船がばかうけを意識しているとか

監督も嘘とか誠か言ってましたね。それ聞いてばかうけにしか見えません。不思議な形の宇宙船です。