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Balletgutene

2014年 ノルウェー映画

【監督】ケネス・エルヴェバック

【出演】ルーカス・ビヨルンボー・ブレンツロド
      シーヴェルト・ロレンツ・ガルシア
     トルゲール・ルンド


【ストーリー】
 ルーカス・ビヨルンボー・ブレンツロドさん、シーヴェルト・ロレンツ・ガルシアさん、トルゲール・ルンドさんという3

人の少年たちは、ノルウェーの首都オスロでプロのバレエダンサーを夢見て厳しいレッスンを受けていた。彼ら

は、共に打ち込んできた仲間同士。だが、名門ロンドンのロイヤル・バレエ・スクールに招待されたのはルーカス

さんのみで……。(シネマトゥデイより)


【コメント】
 踊りがメインというより、バレエが好きな少年たちが更衣室でふざけたり、進路に悩んだりするありのままの姿

を描くまさに青春ど真ん中のドキュメンタリー映画。汗さえもピュアで美しい感じ。

 ノルウェーという澄んだ空気の中でそれぞれ個性の違う3人がとても活き活きと描かれてました。

学校の先生もすごく突っ込んで将来どうしたいのかを聞いていて、その会話も日本ほど堅苦しくなくっていいなあ

と思いました。そうそう卒業式とかすごくラフな格好でびっくり。というようにノルウェーの高校生の様子もちらりの

と分かって面白かったです。


 何より朝早くから練習し、才能プラス努力の人ルーカスくんのキラキラ王子様っぷりがすごい!大きな瞳に吸

い込まれそうでした。それでいて身長も180cmとかスタイルも抜群。踊ってる姿も美しくて萌え萌えでした。

ロイヤルバレエでもう活躍してるのでしょうか。彼も家族と離れたくないとは言ってたけど、やっぱりみんな同じく

バレエダンサーを志すトップクラスの子たちの中で自分もやってみたいとロンドンへ渡ります。そこでは自炊する

んですよね。バレエスクールのスタッフが「私たちにはあなたのその体が大事なので困ったらサポートします。心

配しないで。」と言ってたけど、不安だろうなあ。


 それからアジア系のシーヴェルトくん。とっても面白くってムードメーカー。一度悩んで夏休みにバレエをやめ

ちゃったけど、やっぱりバレエがしたくってって戻ってきました。それでもみんなバレエダンサーとして活躍できる

のは一部の人のみだし、40代には体がボロボロになってるって分ってるんですよねー。どんだけ体を酷使して痛

めて美しく見せてるんだって思います。男子は特に女性を抱えないといけないからものすごく鍛えないといけない

んですよね。ほんと女性が美しく踊れるのも男性の影の支えのお陰なのですね。いやー、過酷。


 トルゲールくんはスポーツ万能。特別バレエダンサーに拘ってる感じではないんですよね。逆にロイヤルバレエ

スクールに行ってしまったルーカスのことを「ロイヤルバレエは伝統を重んじるからクローンばかり。彼もクローン

になってしまう」と心配してました。


 シーヴェルトくんとトルゲールくんが通うことになるのはオスロ国立芸術アカデミー。ここはとにかく待遇がいい

らしい。将来もダンサーとして活躍できるとか。反対にロイヤルバレエスクールは学費もかなり高額。練習も半端

ない。もう完全に違う道に進んでるということです。


 高校までのバレエスクール最後の公演ではものすごく現代的バレエでした。そこでのルーカスくんの涙も美し

かった。


 3人で踊ってるシーンはほんと少なかったけど、また3人で踊るところ観たいなあ。


その後の3人がすごく気になります。