WHIPLASH
2014年 アメリカ映画
【監督】デイミアン・チャゼル
【出演】マイルズ・テラー
J.K.シモンズ
メリッサ・ブノア
ポール・ライザー
オースティン・ストウェル
【ストーリー】
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。そ
んな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。ひたすら罵声を浴
びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付い
ていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。(シネマトゥデイより)
【コメント】
やっとやっと観れました~。イクスピアリに来るのを待ってたら6月に・・・。おまけに期間限定上映とか。なんで
でしょ?とりあえず観れて良かった。
今年の賞レースにぎわせて、アカデミー賞では見事J.K.シモンズが最優秀助演男優賞を受賞しました。ほんと
ものすごい迫力で納得します。顔のアップが多いんですよね。だから余計鬼気迫る感じが伝わりました。
ここでニーマンが目指すのはジャズドラマー。なので日頃私が聞いてるロックのドラムとは違ったようです。とは
いえ素人の私には違いとか分かりません。ただただすさまじいフレッチャーのスパルタの指導に血を流してもた
たき続けるニーマンが狂気の世界に堕ちていくのがすごくって圧倒されました。事故で血まみれになろうと叩こう
とするニーマン。もう途中からフレッチャーに対抗って感じでしたよね。
彼女への別れの告げ方とか親戚への態度とか酷かったから彼自身あまりいい性格ではなかったですね。
だから一度挫折を味わうことは良かったんじゃないかな。
お互い学校を辞めたフレッチャーとニーマン。フレッチャーの楽団で再び演奏することとなったニーマンの演奏
はすさまじかったです。曲が終わってもなお何かに憑かれたように叩きまくるニーマン。フレッチャーへの復讐っ
て感じでした。個人的にはひとりで目立ってバンドの存在を掻き消してる感じがしてあまりいい感じはしなかった
んですよね。かなりエゴが強い人なんだなと。
フレッチャーが能力をさらに引き出すにはああしなければいけないって言ってたけど、うーん、限度がね。
演奏に関しては先にも言ったように素人なのでわかりません。でもニーマンを演じるマイルズ・テラーは自分で
叩いてるのかな。すんごい熱演です。
そしてJ.K.シモンズがただでさえ印象の強いお顔なのにさらに強烈で鬼教官演じるもんだからセッション=J.K.シ
モンズの顔って図式になってしまいます(笑)
音楽と狂気を楽しめる作品です^^