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BARFI !
 
2012年 インド映画
 
【原作・監督・脚本】アヌラーグ・バス
 
【出演】ランビール・カプール
     プリヤンカ―・チョープラ
     イリアナ・デクルーズ
 
【ストーリー】
 バルフィ(ランビール・カプール)は、生まれたときから耳が聞こえないことで会話ができないものの、目線と身
 
振り手振りで感情を表現し、街の人気者となっている。資産家との愛のない結婚に悩むシュルティ(イリアナ・デ
 
クルーズ)はバルフィに思いを寄せていた。一方、家族からの愛情に恵まれなかったジルミル(プリヤンカー・
 
チョープラ)も、バルフィにだけは心を開き、次第に惹(ひ)かれていく。(シネマトゥデイより)
 
 
【コメント】
 もろチャップリンへのオマージュを感じられる感動的な映画でした。チャップリンのみならず様々な映画へのオ
 
マージュが含まれていたようですが、どの場面がどの映画とか分からないなんてまだまだ映画通を語れません
 
ね(ToT) 映画の始まり方も面白かったです。よくある映画鑑賞中の注意が歌で流れ、その流れのまま映画の紹
 
介からの映画スタート。こういうの今までなかったので新鮮でした。
 
 
 あまり悪者って出てこないんですよね。バルフィがイタズラやったり、銀行強盗もどきやったり、途中どさくさに
 
紛れて誘拐犯みたいなことして身代金請求するけど、それは病気の父親のためだったり。みんなそれがバル
 
フィだと分かってて警部との追っかけごっこはさながらルパンと銭形警部。あっ、この追っかけっこがプロジェクト
 
Aなのかな。ほんとすばしっこいんですよね~。貧しいし話は出来なくても表情とか愛嬌でみんなに愛されている
 
バルフィ。
 
 彼と一緒にいると幸せなのに資産家と結婚させられたシュルティ。母親の気持ちも分からないではないけど、
 
彼女は結局結婚6年後バルフィの元へ行くんですよね。でも時すでに遅し。彼女が去った後に偶然連れ去ること
 
となったジルミルとなぜかお互い心を通わすようになっていたんですねー。バルフィとシュルティのふたりの時間
 
もステキだったけど、バルフィとジルミルの心の通わせ方も不思議な感じ。だって家に帰そうとしたり置き去りにし
 
ようとしたり、どんなに離れようとしても彼に引っ付いてついてくるジルミルのけなげさ。彼女も自閉症のためきち
 
んと話したり意志疎通できないのに、彼には心を開くんですよね。言葉なんていらないんだなあと思いました。2
 
人の普通な生活がとっても幸せそうなんです。すいかの種飛ばしたりとか、落ち葉蹴りながら歩いたりとか・・・。
 
 そんな2人の繋がりを見て、シュルティは遅すぎたと思うんですが、それでも彼と彼女のために尽くすのが美し
 
いです。外見も心も美しいのです。
 
 流れる歌もその心情とか場面を歌っててほんと感動的なんですよね~。
 
最後の結婚式も感動的でした。だって音がない世界に生きているのにあんなに楽しそうに踊れるなんて。そして
 
ジルミルも本当に楽しそうで。さらにそれを見守るシュルティに泣けました。
 
 
 ほんとサイレント映画とか昔の映画を思い出させる素敵な映画でした。
 
演じてる俳優さんも皆さん素晴らしくって。
 
 バルフィ役のランビール・カプールは憎めない愛すべきバルフィを見事に演じててインパクト大でした。
 
 シュルティ役のイリヤーナー・デクルーズはインド美人!南インドの映画スターらしいけど、北インド映画は初出
 
演だとか。言葉が違うのかな。そういう分け方あるんですね。
 
 そしてジルミル役のプリヤンカ―・チョープラがまたすごいんですよね。自閉症だし、結構難しそうな役なんだけ
 
ど可愛らしくって。あちらでは役になりきることで有名だそうですが、素顔見てびっくり。超美人。なんでもミス・
 
ワールド2000とか。すごいなりきり度で、すごすぎます。
 
 ちなみにコチラ。ゴージャスです。
 
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彼女の変身ぶりを見るだけでも価値ありです。
 
最後は涙なみだのフィナーレでした。