NON-STOP
2014年 アメリカ映画
【監督】ジャウマ・コレット=セラ
【出演】リーアム・ニーソン
ジュリアン・ムーア
ミシェル・ドッカリ―
ルピタ・ニョンゴ
【ストーリー】
ニューヨークより146人の乗客乗員が搭乗した、ロンドンへと向かう旅客機。その警備を任されている連邦保安
官ビル・マークス(リーアム・ニーソン)のもとに、1億5,000万ドルを指定口座に入金しなければ20分おきに機内の
人間を1人ずつ殺害するという異様な犯行予告メールが届く。限定されたネットワークからメールが送信されたこ
とから同僚が犯人ではないかと思いつつ、犯人の特定に奔走するビル。そしてメールの内容通りに、機内で1人
ずつ人が命を落とす。やがて、地上から犯人が指定した口座はビルのものであることが判明する。
(シネマトゥデイより)
【コメント】 (少しネタバレあり!)
いやー、疲れました。原題がNON-STOPなんですけど、ほんとノンストップで進むんですんごい疲れました。
犯人がただ殺すっていうんじゃなく、あくまでもビルがやったように見せかけて、おまけにコンピューターとかも駆
使して徹底的にビルこそテロリストと仕立てあげていくんですよね。今はスマホとかで機内の写真もすぐメディア
の手に渡るわけで、地上ではメディアのニュースが一斉にビルをテロリストとして報道し、それが機上でも見れて
と、とにかく現代ならではの怖さが。
あの人が犯人かも。いや、あの人かななんて考えてたら、ほんと疲れる疲れる。ビルもあらゆる人を疑わないと
いけなくて気の毒でした。協力的なジェンや乗務員のナンシーさえも疑わないといけなくってめちゃくちゃ緊迫し
ましたよ。
犯人が分かってからはちょっと終わりまで早すぎたような気も。私にはそこまでやる理由があれだけの説明で
は分からなかったんですが。
それにしてもああいう航空保安官必ず乗ってるんでしょうか。気になる~。
現実として飛行機の悲劇が色々と起こってて、乗るのが怖くなります。あの状況で死者いないって有り得ないで
しょーとか思ったけど映画だからありなのかな。でもたまにパイロットや乗組員の機転で奇跡的に助かるとかいう
話聞きますよね。さまざまなことを想定して訓練するんでしょうね~。いやー、敬服します。
リーアムさん、お年を召すたびにどんどんアクションもの増えてませんか。不思議。
ジュリアン・ムーアは安心して見れる(ビルは1度疑ったけど)素敵な存在でした。
あと客室乗務員のナンシー役はあのダウントン・アビーの長女メアリー役のミシェル・ドッカリ―でしたねー。
現代でもテキパキとかっこよかったです。
もうひとり黒人の客室乗務員グェンを演じてたのは今年アカデミー賞助演女優賞を獲ったルピタ・ニョンゴでし
た。なんだか新鮮でした。
とにかく飛行機に乗ったその瞬間から最後までずっとハラハラしっぱなしの映画です。