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LUCY
 
2014年 フランス映画
 
【監督】リュック・ベッソン
 
【出演】スカーレット・ヨハンソン
     モーガン・フリーマン
     チェ・ミンシク
     アムール・ワケド
     ジュリアン・リンド=タット
     ピルウ・アスペック
     アナリー・ティプトン
 
【ストーリー】
 マフィアの闇取引に巻き込まれたルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、特殊な薬が入った袋を体に埋め込ま
 
れ運び屋にされてしまう。しかし、体内で薬が漏れたことで彼女の脳機能は驚異的に覚醒。脳科学者ノーマン博
 
士(モーガン・フリーマン)が見守る中さまざまな能力が超人的に目覚める一方、少しずつ人間性が喪失し、自ら
 
を制御できなくなっていく。(シネマトゥデイより)
 
 
【コメント】 (ネタバレあり!)
 早速観てまいりました~。
 
リュック・ベッソン×スカーレット・ヨハンソンってことでかなり期待大でした。なんとなくニキータを思い浮かべまし
 
たよ。スカーレット・ヨハンソンも今までとどことなく違う感じ。クールなのかな。
 
 
 台湾に始まり、韓国のマフィアが絡み、ということでかなりアジアの雰囲気。それが大事だったのかな。で、中
 
国語も韓国語もほとんど字幕なしでした。最後はパリですけどね。
 
 薬で脳が覚醒するっていうのがかなり強引ですが、まあそれもアリってことで。脳が覚醒すればあんな超能力
 
的なことが出来るのかしら~?なんて疑問も誰も分からないことだからアリなんでしょうね。
 
 
 異国の地でたまたま知り合った人に運び屋頼まれて、挙句の果てあんなひどいことをされ、あんなことになるっ
 
てほんと怖いわ~。知らないうちに勝手に人の体に薬を埋め込むとか怖すぎる。実際ありそうでほんと怖い。
 
 覚醒によってスーパーウーマンになるルーシーがかっこいいんですが、突然非人間的になってしまうんですよ
 
ね。手術中の患者をこの人はもう助からないからって殺したり、別に殺さなくていい人を殺してしまったり。自分を
 
ひどい目に合わせたマフィアとの闘いに臨むわけですが、警察が弱すぎやろって思ってしまいました。
 
 
 そして薬が体内に取り込まれて脳が覚醒していく際の細胞の映像が最後なんて長すぎてちょっとだれました。
 
あんなに時間かけなくてもー。でも現在から遠い昔、果ては人類創世の頃まで細胞が戻ることが細胞の行きつく
 
ところってことなのでしょうか。うーん、最後の「私はどこにでもいる」ってセリフを結局は導きたかったんでしょう
 
ね。
 
 マフィアのボス役に韓国の名優チェ・ミンシクってのも話題です。ほんとこの人には血が似合います。でも終わ
 
りはあっけなかったな。
 
 それとルーシーが会いに行き自分のすべてを託す脳科学者ノーマンにモーガン・フリーマンが扮してるんです
 
が、これまた物足りない感じ。ただ彼女の話を聞いて彼女のすべてをその後受け取っただけのような。彼女が助
 
けを求めても結局は彼も方法は分からないわけだし。
 
 題名どおりルーシーが主役のルーシーのための映画。
 
 
カーチェイスもあるし、マフィア絡むからかなり過激なシーンも多いし、思いっきり男性向きかも。でも「レオン」も
 
「ニキータ」も十分過激でしたよね。
 
 
 人間は脳を使えるようになりすぎるとろくなもんじゃないって事ですよねー。