思い出のマーニー
2014年 日本映画
【監督】米林宏昌
【原作】ジョーン・G・ロビンソン
【声の出演】
高月彩良
有村架純
松嶋奈々子
寺島進
根岸季衣
森山良子
吉行和子
黒木瞳
【ストーリー】
心を閉ざした少女杏奈は、ぜんそくの療養を目的に親戚が生活している海沿いの村にやって来た。そんなある
日、彼女の前に誰もいない屋敷の青い窓に閉じ込められた、きれいなブロンドの少女マーニーが姿を見せる。そ
の出会い以来、杏奈の身の回りでは立て続けに奇妙な出来事が起きるようになるが、それは二人だけの秘密
だった。(シネマトゥデイより)
【コメント】
「借りぐらしのアリエッティ」の監督作品なので、なんとなくそんな雰囲気。
ジョン・G・ロビンソンの児童文学を映画化したということですが、小さな子供向けではないような。子供向けに
作ったようですけど、お子ちゃまたち理解できてるかな~。最近のジブリってちょっと大人向けな感じです。観る
側の大人としてはすごく有難いんですけどね。落ち着いて観れるから。
色んな小さな疑問が少しずつ増えながら最後は渦巻いて怒涛のように流れ出すようにどんどん面白くなってい
きます。だから後半泣きましたよー。
そもそもマーニーって何者?杏奈も何者?ってところです。心を閉ざしひとりぼっちでいる杏奈がマーニーに惹
かれてマーニーと過ごす楽しい秘密の時間。でもいつもとんでもない状態で見つかるんですよねー。そこもミステ
リアス。
何より舞台となる湿地の美しいところが見どころかと。様々な表情を見せるんですよ。美術監督は最近よく名前
をお見かけする種田陽平さん。「セデック・バレ」でも見事な美術でしたもんねー。そうそう9/15まで江戸東京博
物館で開催中の「思い出のマーニー×種田陽平展」。映画観終ったら俄然これに行きたくなりました。あのマー
ニーの湿っ地屋敷を体験することが出来るんですよ!
映画では湿地と湿っ地屋敷と杏奈が滞在している親戚の家とあとサイロが印象に残ります。
美しい映像と感動的なストーリー。観終わった後、なんかじわじわと感動が押し寄せてくる感じで、また観たくなり
ます。派手さはないけどおススメですよ(^o^)