RUSH
2013年 アメリカ映画
【監督】ロン・ハワード
【出演】クリス・ヘムズワース
ダニエル・ブリュール
オリヴィア・ワイルド
アレクサンドラ・マリア・ララ
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
【ストーリー】
性格もレーススタイルも相反するF1レーサー、ニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)とジェームス・ハント(クリス・
ヘムズワース)が激しい首位争いを繰り広げていた1976年。ランキング1位だったラウダはドイツ大会で大事故
に遭遇し、深いけがを負う。復活は無理だと思われたがわずか6週間でレースに復帰し、日本の富士スピード
ウェイでのシリーズ最後のレースに臨む。(シネマトゥデイより)
【コメント】
ものすごく感動しました。
ハントとラウダがあまり正反対の性格でまるで作った物語のようですが、実話なんですよね。
自由奔放で怖いもの知らずのハントとメカに強く冷静沈着でとても現実的なラウダ。この2人がレースを通してお
互いを真のライバルとして戦う様はとってもすがすがしいです。男の友情ですね。
特にラウダはすごいですよね。あんなに大きな事故で大やけどをしてもその間のハントの活躍を見ながら苦し
い肺の吸引も進んでやり、見事6週間で復帰。すごすぎます。普通できないです。
本当にあのF1の世界は私のような凡人には自殺行為にしか見えないし、何でそんな危険な事をするのか不思
議に思えるのですが、スピードに魅せられるんですかね?最後の富士スピードウェイでのレースは天気悪いしも
うドキドキでした。
ラウダは裕福な家でありながらレースのために家を出て、自ら銀行に融資をしてもらってどんどんビッグな所へ
売り込んでいくんですよね。すごい行動力です。一方でハントはほんと楽天的で今が幸せであればいいという天
才肌。さすがに自分がレース生命の危機に陥った時は必死に自分を売り込んでいってそこはさすがだなと思い
ました。
ハントは短命だったんですね。そういう人生というか運命というかそういう人だったんですねー。
ハント役のクリス・ヘムズワースは超2枚目で役にばっちりハマってました。目が澄んで美しいですよね~。今
までマイティ・ソーのいかつい役しか知らなかったから新鮮でした。
でも、私のお目当てはラウダ役のダニエル・ブリュール。まさにラウダでした!ダニエルは今までヨーロッパ映
画でばかり観てていつもドイツ語だったし、ドイツ人の俳優さんといえば私はダニエルがまず浮かびます。大好き
な俳優さんです。なんかその存在だけで理知的な感じ。えっとヨーロッパの俳優さんが基本好きなのでドイツ
人ってだけでメロメロです(爆)何ヶ国語も話せるんだもの、羨ましい。初め、レーサー役とか意外だなあと思って
たけどこの役は適役だったし、そもそも演技派ですからね。今回は多くの賞で助演男優賞にノミネートされてま
す。
F1は見たことなくってF3だったかなー見たことありますけど、すごい音ですよね。車が速すぎて見るのも難し
かった記憶があります。
とっても感動するけどちょっと大人向けシーン多いので子供と観れないのが残念。