ビング・クロスビーが飄々と若い神父役を演じた名画「我が道を往く」。

そのタイトルは猪俣勝人さんの『世界映画名作全史 戦後篇』(日本公開が1946年だったため)で昔から知ってはいましたが、本日、やっと眺めることが出来ました。

ラストで老神父が祖国アイルランドに残している90歳の母親と再会したシーンには泣けましたね、いい映画でした。

猪俣さんの上記『世界映画名作全史 戦後篇』で一番最初に取り上げられていたこの作品の記述に「私はこの『我が道を往く』を見ての帰り、初めて日本はアメリカに遠く及ばなかったのだと強く感じた」とありますが、本当にこんな国と戦争をしてはいけませんでしたね。

これは、リーゼ・スティーブンス嬢とクロスビー。二人は幼馴染みの役柄で、メトロポリタン劇場の楽屋での久し振りの対面のシーン。

これは、カルメンの舞台のシーン。他にも、タイトル曲やアベ・マリアを見事に歌うなど、クロスビーと並んで、彼女は本作で重要な役柄を演じていたんですが、ウィキペディアによると彼女、映画で演技するのが嫌だった由、分からないもんですね。

She played an opera singer in Going My Way (1944) with Bing Crosby, wherein she is credited as a contralto; she is featured performing the "Habanera" from Bizet's opera Carmen, "Going My Way" with the Robert Mitchell Boys Choir, and the Schubert "Ave Maria" with Bing Crosby and the choir.
Disliking acting in films and the Hollywood scene in general, Stevens returned exclusively to opera.