ちょっと調子が悪くて、近所の医者に行った。その場で血液検査の結果が出て(特定の項目だけ)、エコー検査をその場でしてくれた。そして、翌日に別の医院でCTをとってもらうことになった。
 CTなんて、一昔前は大きな病院にしか無かったのに、今回行ったのはCTとMRIを1台ずつ備えた検査専門のクリニック。同じブランドの拠点が関東圏に数10カ所ある。医院とかクリニックという名前ではないが、領収書は医療法人社団で普通の医者の保険診療のもの。

 便利になったなあと思いつつ、これだと病院は儲からなくなるよなと思った。地方の拠点病院や大学病院の経営が苦しいという話がある。近所の市立病院も赤字と聞いた。救急も受け入れているその市立病院は、昨今の制度変更で紹介状無しで受診すると数千円余分に取られる。昔入院したことがあり、その後経過観察で通っていたが、あるとき、そういう患者は診ない方針になったらしく近所の医院を紹介された。そうやって、ちょっとした患者を診ない上に、高価な機器による検査の収入も入ってこなくなっているのなら、赤字になってもしょうがない気がした。大きめの病院でしかできない外科手術とか救急患者受け入れとか、そういうのが中心になり、わりと儲かりそうな検査とか経過観察が減っているのだろう。

 近所の医院や検査専門クリニックで済んでしまうのは患者側からするととても楽なのだが、費用は高くなる。2カ所それぞれで初診料がかかり、相互に情報のやりとりをするための情報提供料みたいなのを計上された。

 世の中の変化に行政が追いついていない感じがした。