
市役所やコミュニティセンターに回収ボックスを置き、市民に使わなくなった小型家電を投入してもらっている。携帯電話などを大量に集めることが難しい地方では、回収や中間処理をいかに効率的に行うかが鍵になるという。採算性を高めようと、すでに県内市町には動きがみられる。土庄町と小豆島町は「島しょ部は輸送コストがかさむ。ただ、各自治会の協力にもかかわらず、回収量は伸び悩んでいるようだ。12年度の総量は約336キロ。このうち半分を引き取り業者に売却したところ大量ごみ処理 、売り上げは約7万円だった。残りを売っても十数万円にしかならず、事業としては小規模と言わざるを得ない。回収量不足の要因の一つは対象品目を絞っていること。国は小型家電を「28分野100品目以上」とするが、丸亀市が回収するのは中でも小型で、有用な金属を多く含む15品目のみ。比較的大きな家電や多くの種類を回収するためには現在の人員・保管場所では足りないという。担当者は「量を増やそうとするとコストがかかり赤字になりかねない」と苦慮する。回収対象とする小型家電の品目数は自治体によって大きく異なる。観音寺市は4月から、高収益の見込める携帯電話やデジタルカメラなど4品目に限って回収を始めた。小型家電を従来通り不燃ごみとして収集した後、対象品目だけを取り出している。市は「品目を増やす方向で検討しているが、いまは様子見の段階。市民への制度周知もまだ行っていない」とする。一方、善通寺市は4月から90品目を対象にスタートした。大きさの割に金属の少ない扇風機や掃除機なども回収する。市担当者は「これらの家電が増えたときにどう対応するか。これからさまざまな問題が出てくるだろう」と予想。各市町は手探り状態にある。"