数週間後、再び祖母に付き添って貰い 病院に細胞診の 検査結果を聞きに向かいました。
本当に気が重く、これからどうしよう…と。
自分の体を 手術する事も考えられないけれど、乳がんなんて命に関わる病気の治療なんて大変で、自分が乗り越えていける自信がなく、考えられない事でした。
何も考えられない。どうしたらいいのか…
診察室に呼ばれて、いよいよ 外科医から結果を聞く時になりました。
そして椅子に腰掛けた時、偶然にも 外科医の持っていた結果表のようなものが見えたのです。
乳がんの所見なし。
と、一瞬ですが見えました。
私はおぉっと思い、椅子に座り直しました。
告げられた結果は、やはり乳がんではなく乳腺症と言われましたが、私は 一生分泌物が出るのですかと訊ねました。
女性ホルモンが活発なので、活発過ぎる時に血性化する可能性があるので、経過観察でいいでしょう…と。
あまり酷くなるようなら、男性ホルモンを打ったりするか(喉仏が出たりする副作用がある)、もしくは、分泌物が止まる可能性もあると…
それは個人差があるので、分からないけど様子見で…との外科医の見解でした。
とくに薬もなく それで終わり、帰宅となりました。
乳がんじゃなかったお祝いに、祖母がお肉屋さんのお弁当を奢ってくれました
帰って、食べた焼き肉弁当は本当に美味しかったです。心配事が無くなって尚更
私の中には、誤診ではないのか?と言う疑問は一切浮かびませんでした。