虹の彼方に おねえちゃま、昆布締めがとても美味しいです。」 「お父さんが仕事にいっている間に、 作ってくれたんだね。ビールがすすむよ。上手くできたね。」 「あたしゃ、この、とっくりのお酒がすすんじゃってねえ。」 みんなで私の事を褒めてくれるから ぐしゃぐしゃになった心に虹がかかって 私はドロシーみたいに軽やかな気持ちになっていった