私は、ぬいぐるみを片付けて始めた

最後に残ったくまのプーさんが

どうしても扉の下に潜り込んで

いくら引っ張っても駄目である

 

「おかあさま、ぷーさんが、ぷーさんが、邪魔をしてます。」

 

「まあ、大変、一二の三で、開けるから、気をつけてひっぱるのよ、いい?

いくわよ、一二の三。」

 

私はプーさんを思いっきり引っ張って

母は扉を引き寄せて

ドスンという音がして

開城した

 

二人は尻餅をついていて

小さく笑って

ちょっと顔が

なきべそに変形してしまった

プーさんをみて

中くらいに笑い合った