「えーっと、救急車は何番だったかねえ?

そうだ、一一七だね。」

 

聞こえてきたのは

時報だった

 

こんな大変な時に時間を知らせるなんて

おっちょこちょいにも程がある

 

慌てているのは

祖母の方だ

「うーうーうー。」