朝に目覚まし時計の鳴る世界

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24歳大学生のブログ。単調な日々を充実させるかは自分次第。いつでもワクワクを大切に、楽しくなければ意味がない。ってな感じで生きていきたいよね。

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男のための恋愛映画。

これほどまでに恋愛における男のダメ具合をさらけだした映画があるだろうか!?

そして、たぶん男のほとんどがどこかしらに共感できるはず!


シカゴで小さなレコードショップを営む、音楽オタク、30代、独身のダメ男ロブ・ゴードンが主人公。

「あなたは昔からなにも変わらない。私は変わっていくの」

ある日突然恋人のローラが出ていってしまう。

同棲するといつも女に捨てられるボブ。母親にまで愛想を尽かされてしまう。

何が原因なのかわからないロブは、過去に自分かつらい経験した失恋トップ5の女性たちに連絡を取り、自分を捨てた理由を聞いて回る事にする。

しかし、元カノたちはそれぞれの生活を送っていて、なかなか確信に迫る理由は聞き出せない。

そうこうしながらロブはローラが自分にとっていかに大切な女性であったか、思い知ることになる。

ロブはローラを取り戻そうと悪戦苦闘するが…



恋愛において、女は上書き、男は別名保存というが、まさしくそのとおりだ。

大抵男はだらだらと引きずったり、過去の恋愛をふと思い出したりする。


ロブのダメ男具合

・やり直せるかって聞いて「わからない」と言われる

・で、わからないじゃわからない、確率で言ってっていう

・9%って答えられて、舞い上がってしまう

・今の相手と自分どっちがセックスが上手いかってわざわざ聞いてしまう

・「まだ」してないって言われて「まだ」って何だと思い悩む

・結局セックスしたことを聞かされ怒って帰る


でも、これって結構な男が共感できると思う。

俺はこんなに共感できるのは、ミスチルの「言わせてみてえもんだ」以来だ。

きっとダメ男なのかもしれない。


ローラを失ってからロブも変わっていく。

「今まで恋愛、将来から逃げてばかりいた自分」に気付き、
少しづつ変わろうと努力する。ストーカーと言われてもローラに真剣にぶつかり、そして取り戻すのだ。


元気が出る映画でした。



俺は幸せものなんだなぁ。

って実感した。


素敵な時間を過ごせました。


結局は、絶対的な評価といったものは存在しない。

人はそこまで物事をまっすぐに見据えられるようには出来ていない。


そして結局、成果というものは、人に伝わる形で行わなければいけない。


というか、人が認めた段階で初めてそれが「成果」と呼ばれるものになる。


成果は主観的ではなく、あくまで客観的でなければいけない。





こんなことは当たり前なんだけれど、

それを実体験として色々な場面で感じることになった。

それ自体は、

とてもいい経験になったと思う。



でもその経験をどう生かすか。

そこで生かされて「成果」が生まれなければ、

結局は何の意味もなさない。



でも評価してほしい人には評価されなくとも、

意外なところで評価してくれる人が現れるのもまた事実。

だからきっと救いがあるのだ。


いちいち人の物差しに合わせて行動していたら、いつか自殺するしかなくなる。

店が入れ替わり、新しい店長のもとで働く事になった。


仕事のやり方、どこに重きを置くかが今までとまるで異なる。

だからとてもやりにくい。

というか人間的に合うのかイマイチわからない。



今の店長は前の大将の事をよく思っていない。

だから俺がミスをすると、前の大将の下でやってたんだから駄目なんだよ、と言う。


これはとてもきつい。


俺は大将のお墨付きで今の店に入ったわけであり、

俺の失敗は大将のメンツを潰すことになるのだ。


とはいえ仕事のやり方が変わってまだ適応しきれていないから、ミスもしてしまう。

今までは指摘されなかった部分に、気を使わなければいけない。



でも、結局は、仕事のミスは仕事で取り返すしかないんだよ。




前の大将は俺のことを「社員よりも出来るバイト」と評してくれていた。

でも、結局今の店の現状では俺は「言うほど出来ない奴」としか思われていない。

馬鹿にされまくっている。


今までならそれでよかった。

「合わない人は合わない」それで済ませてもよかった。

でも俺にだってプライドがある。

前の大将の悪口を言われるたびに、

大将と一緒に忙しい日々を乗り越えてきたことをバカにされている気分になる。


学生最後、卒業間際までそんなこと思われていたくはない。



結局は完璧な仕事をするしかない。

せめてあと少しの間でも、何かしらの形で見返していかなければならない。

たかがバイトでそこまでする必要は無いのかもしれない。


でもようやく「多くのバイト君の一人」ではなく「ヤス」として認めてもらえるようになり、

本気でやるなら俺の店も出せるかも、って言ってもらったわけだ。


適当な俺だが、

こういった事に関してはかなり真面目だと自分では自負している。


このままで終わるわけにはいかない。



ルーズでいい部分とそうではいけない部分はわきまえているつもりだ。




じゃあどう変えればいいのか。


今までは忙しかった分、質よりスピードが求められていた。

実際お客さんは大将との会話を楽しんでいた。

でも今の店は、より純粋に料理に重きを置いている。

だから、仕事においても今まで以上にきめ細やかに、多少神経質なくらいにならなければいけない。


さらに、今の店長が仕事において何処を大切にしているのか、

今までの大将とどう違うのかを、正確にとらえなければいけない。


今までのやり方で頑張ったところで、

結局は空回りしてしまうのがオチなのだ。


もっと頭を使わなければ。


願わくばこういった今抱える問題ひとつひとつが、後々の俺の自信となってくれればいい。

多かれ少なかれ、誰もが自分のシステムに従って生き始めていた。

それが僕のと違いすぎると腹が立つし、似すぎていると悲しくなる。それだけのことだ。


「遠くから見れば」と僕は海老を飲み込みながら言った。「大抵のものは綺麗に見える」



「そうさ、猫の手を潰す必要なんて何処にもない。とてもおとなしい猫だし、悪いことなんて何もしやしないんだ。それに猫の手を潰したからって誰が得するわけでもない。無意味だし、ひどすぎる。でもね、世の中にはそんな風な理由もない悪意が山とあるんだよ。あたしにも理解できない、あんたにも理解出来ない。でもそれは確かに存在しているんだ。取り囲まれてるって言ったっていいかもしれないね」




十月の雨はいつもこんな風に降る。




ジュークボックスは最後のレコードを流し始める。ファルセット・ボイスの甘いソウル・バラードだ。

「ねえジェイ」と鼠はグラスを眺めたまま言った。「俺は二十五年生きてきて、何一つ身につけなかったような気がするんだ」

ジェイはしばらく何も言わずに、自分の指先を見ていた。それから少し肩をすぼめた。

「あたしは四十五年かけてひとつのことしかわからなかったよ。人はどんなことからでも努力さえすれば何かを学べるってね。どんなに月並みで平凡なことからでも必ず何かを学べる。どんな髭剃りにも哲学はあるってね、どこかで読んだよ。実際、そうしなければ誰も生き残ってなんかいけないのさ」




何人もの人間が命を絶ち、頭を狂わせ、時の淀みに自らの心を埋め、あてのない思いに身を焦がし、それぞれに迷惑を掛けあっていた。一九七○年、そういった年だ。もし人間が本当に弁証法的に自らを高めるべく作られた生物であるとすれば、その年もやはり教訓の年であった。



いつも同じ町の灯を眺めながら彼女たちを抱いた。様々な香りが鼠の鼻先を緩やかに漂い、そして消えていった。様々な夢があり、様々な哀しみがあり、様々な約束があった。結局はみんな消えてしまった。