こどもって、時に大人からしたら全然理解出来ない気持ちを抱えたり葛藤したりしている事、ありませんか?
今日、思わぬところで娘の繊細な部分に気付きました。
お友達は当日一緒に歌うことは出来ないけれど、お友達が一生懸命作った旗を持ってみんなで歌おう!ということになり、ののが自分の旗とお友達の旗の2つを持つことになったそうです。
しかし、いざ舞台の上で発表‥となった時に、ののが「やっぱり2つ持てない!旗を振りたくない」と言いだしたそうです。
理由を問うと「恥ずかしいから」とのこと‥。
お友達のためにお友達の分の旗を振ることが恥ずかしい??全然恥ずかしくないよ。寧ろかっこいいじゃん。そこで降らないほうがカッコ悪いし恥ずかしいとママは思うな。ののの代わりに旗を2つ振ってくれたお友達は素敵だな。ののにもそういう人間になって欲しいな。
‥と、言ってしまいました。
娘の気持ちが理解できず、少しも共感してあげることなく、結構言わなくても良いことを言ってしまいました。
するとののは大号泣。
「旗持ちたかったけど、持ちたくなかったーーー!!!」
「ママは恥ずかしくないの?ののは恥ずかしいんだよー!」
あまりの号泣っぷりに驚きました。
何が恥ずかしいのか本気で理解できませんでしたが、少し考えて、みんなと同じがいいTHE 日本人的気持ちだったのかなと推測。
「みんなは旗が一つなのに、ののだけ2つなのが恥ずかしかったって事かな?」
聞くと、やはりその通りの様でした。
そこで初めて、『恥かしいと思う気持ち』は否定しても何の解決にもならないし意味がない事だと気付きました。そこは否定してはいけなかった。反省しました。
大切なのは、恥ずかしいけれど、それでもやってみる事。勇気を出してとにかくやってみる事。
今回は恥ずかしい気持ちに負けてしまったけれど、次に同じようなことがあったら、勇気をだして逃げずにやってみて。
この涙は、後悔の涙。
勇気が出せずに逃げてしまって悔しい涙。
本当はお友達の為に頑張りたかったのに、自分に負けて出来なかった涙なんじゃないかな。
本人も話しているうちに、止まらない涙の理由を理解したようです。
すぐに変われるわけじゃないけれど、この涙と葛藤を次への糧にして欲しいと思いました。
今回の出来事は、大人からしたら笑っちゃうくらいどうでもいいこと。だけど、娘にとってはとてつもなく高いハードルだったのかなぁ。
こういう小さな壁にぶつかって、何度もぶつかって、時に乗り越えて、自信をつけていって欲しいと願っています。
しかし‥、旗の数の違いをここまで恥ずかしいと思うのは‥??自信がない?自己肯定感が低い?のではないかと少しだけ心配です。
様子を見つつ、娘の気持ちを否定することなく寄り添い、認めて、見守りたいと思います。